「チューニング・までの」稽古場報告

写真は順に

＊狛江市喜多見にある稽古場「スタジオ・フォト1」のオーナー、綿貫氏
＊通し稽古終了後の稽古場での飲み会

3作品のオムニバスなので、出演者全員が揃うことの少ない稽古場だが、
本日は照明さんがいらっしゃるということで、久々の全員集合。
強行に3作品を通して、ざっくり状態ながら照明さんに観てもらう。
いつもと違う緊張感の中で、役者に新たな感情が生まれる。
面白い3作品通し稽古になった。

終演後は稽古場オーナーの綿貫氏、照明の福田恒子氏、役者一同で飲み会となった。
綿貫さんのご好意で、稽古場でそのまま宴となった。
綿貫氏からはボジョレーヌーボーやキウイ・ジュースの差し入れも頂戴して酒宴を盛り立てて下さった。

数年前にてがみ座で客演した際に使った懐かしい稽古場だが、実は苦い思い出のある稽古場でもある。
駅から遠くてわかりにくい建物なので、ドアを開けて開口一番に
「あのう…‥？」と尋ね口調で綿貫氏と対面したのが災いして、氏の不興をかってしまい、ほとんど出会い頭に怒鳴られて不快な思いをした経験があるのだ。
不興をかわない言葉はただ一つ、「おはようございます」。
こっちは、ここが当該の稽古場であることも不確かな状態なので致し方ない状況なのだが、氏はそういうのを受け入れない態度で、当時私はかなり憤った。
これ、今でも私が怒鳴られる理由はなかったと確信している。
釈然としないままに数年が過ぎたけれど、今やすっかり打ち解けた。
っていうか、あの時の私を氏はきっと憶えていないと思われる
幸いなるかな、ただいま大変に良き扱いを受けている。
これは今回の客演団体である「N・A・S・H」さんが氏に気に入られているから、というのが大きいのだけれど。

そんなこんなで、とにかく稽古は日々進化しながら続いてる。
本番まで、どこまで上げられるか、邁進するのみである。