mixiユーザー(id:6972928)

2016年11月06日17:41

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2016夏アニメ終了後評

まあ、義務じゃないけど、
昨年から春アニメまで私見評をしていたので、
夏アニメに関してもやっておこうかと。

後で「ああ、そうそう」と思い出せるので、たまに役立つし。


今期に回ったレガリアは除き、
かつ春以前からの複数クールも含め
更に台湾人形劇も異質だがアニメと同じ評価に乗せるとして、
一応、全話チェックしたのはなんと

アルスラーン戦記
アクティヴレイド
アンジュ・ヴィエルジュ
天鏡のアルデラミン
あまんちゅ!
ダンガンロンパ3未来編
甘々と稲妻
魔装学園
マクロスΔ
テイルズ・オブ・ゼスティリア
D.Gray-man
Re:ゼロから始める異世界生活
サーヴァンプ
不機嫌なモノノケ庵
NEW GAME!
orange
クオリディア・コード
クロムクロ
ダンガンロンパ3絶望編
初恋モンスター
東離劍遊紀
ReLife
ももくり
91DAYS
プリズマ☆イリヤ
ラブライブ・サンシャイン
Rewrite
タブー・タトゥー
ベルセルク
はんだくん
この美術部には問題がある!
食戟のソーマ
DAYS

の33タイトルにも及ぶ。
これでも、バカバカしくて止めたスカーレットライダーなど
落ちているタイトルもまだある。

1/4年で33タイトルだよ?バカじゃねーか?

正直、

「数打って、制作作業量に絞め殺されるくらいなら、
タイトル数半分にして最初から複数クール、しっかり腹を括って創れ!」

と暴れまわりたい気分である。

随時つぶやきなどで評価を口にしていたのだが、
このうち、一定の評価するに値するのは

アルスラーン戦記
天鏡のアルデラミン
マクロスΔ
Re:ゼロから始める異世界生活
クオリディア・コード
クロムクロ
東離劍遊紀
ReLife
91DAYS
Rewrite

の10篇。

また、「ネガティブではない」という許容評モノは
(一見ポジティブ風の表現だが、これが中庸クラスね)

ダンガンロンパ3未来編
甘々と稲妻
テイルズ・オブ・ゼスティリア
不機嫌なモノノケ庵
NEW GAME!
ダンガンロンパ3絶望編
ももくり
プリズマ☆イリヤ
ラブライブ・サンシャイン
ベルセルク
この美術部には問題がある!
DAYS

の12篇。

「わざわざ時間割くのは損」レベルは

アクティヴレイド
アンジュ・ヴィエルジュ
D.Gray-man
サーヴァンプ
タブー・タトゥー
食戟のソーマ

の6篇。

「クズ」が

あまんちゅ!
魔装学園
初恋モンスター
はんだくん

の4篇。

「超クズ」が何十馬身遅れの断然ビリで

orange

の1篇。


下から。

基本的にドタバタもののギャグまみれ品や、
予定調和、各種バンク、お約束にばかり依存するヲタ向け、
フラクタルのような構成(一段上に上がってもまた同じ概形を示す)モノ、
中途半端な奇抜な表現やデフォルメを導入して飾ろうとする安直モノ、
際限ない同じツボ押しの繰り返し品は
わたしは評価しないので、
そういう傾向のものを好む人からしたら全く同意できない分類だろうな(笑)。

「あまんちゅ!」を「ほんわかしてイイ」というひとも居ようけど
あの媚びるようなデフォルメキャラの導入はわたしは問題外だし、
「はんだくん」は典型的な無価値ドタバタである。
「はんだくん」ならまだ春アニメの「坂本ですが」の方が
画を頑張っているから評価に値するわ。

中でも最低は、
何度もわたしが「毛嫌いしている」ことを表していることであり
ストーリーイベントを作成せんがためのキャラの言動、言い淀み、躊躇を

「見てて違和感を得ない/気づかないのがおかしい」

という不自然さ満点で使いまくるようなクズ作の骨頂である

「orange」

である。
こんなミエミエの仕込みに感動できる人ってよっぽど「純粋」、
言い換えれば児童レベルの知性止まりに思えてしまう。

視聴者をバカにするにも程があるわ(嘲)。


「食戟のソーマ」は途中までは中庸クラスだったのだが、
最後の切り上げ感の満点さで
第二期全編通して見れば、強い「ああ、損した」感を残す。
余程の不評で中途変更を余儀なくされた場合などでない限り、
ちゃんと最初に進行をマッピングして、
時間傾斜やイベント傾斜に変な不連続性がないように
構成すべきである。

また、「D.Gray-man」のようにこのメディアだけで解釈が進められないような
他力本願的な描写も、作品として「欠陥品」であると言わざるをえない。

比較的底の浅い「情」に訴える描写がベースの、
というか、それしか裏がないような作品も安直すぎて×。
「タブー・タトゥー」は「情訴えのみ」とまでは言えないが、
前半の超常的なストーリーベースと後半の遺跡魔物的な描写の間に
妙にギャップがあって、
通しての一貫性に欠けるところに構成の安直さを感じる。
また「際限ない強敵連鎖」式の臭いが漂うのもイカンねえ。
お約束色もまた表に出てしまった。


中庸クラスは中庸だけあって
特に何か触れるほどではないモノが基本だが、
ダンガンロンパ3の両編+まとめ1編あわせて
うまく構成は出来ているとは思うが
こねくり回しすぎたような感じもするためか、
後に何も残らなさすぎた。
いろんな可能性を匂わせてしまうと結局、
バッドエンドの残念さによる印象も薄れるし
ハッピーエンドのノーテンキさもないから、やりすぎると失敗するいい例だな。

甘々、モノノケ、NEW GAME、ももくり、美術部とかは環境ビデオ的で
弱い風が吹き抜けました、的なところ。
一応、全話通して見て、話数毎に飽きない展開差もあったり
安直さに埋もれる程でもなく、扇風機の微風くらいの快適効果は感じた。

テイルズ、イリヤ、ラブライブ、ベルセルクは多分続きがあるんだろう、
今の時点で何か言えるようなラップアップはなされていないし、
DAYSはまさに今期秋アニメで2クール目継続中。
ラブライブ・サンシャインは元祖ラブライブの舞台設定より
多少リアリティが勝っていていいところもあれど、
今編で打ち切れる切り方もしていて、
なんか商根性が見えるようで嫌らしいところも。


上位10編を下位11編的に更に3群に分ければ、
まず第三集団がこれ。

アルスラーン戦記
マクロスΔ
91DAYS
東離劍遊紀

アルスラーンも何度かつぶやきに書いているが
もうちっと画をなんとかしてくれたらねえ。
話が「動乱」を扱うものなのに動きの描写が雑で
折角のアニメ化するビジュアルの意味が薄くないか?って。

終盤が残念な作品が昨今の主流の中で、
マクロスΔは終盤の展開が全体を押し上げた珍しいパターン。
歌の意味に新しい解釈を匂わせて、
単なる過去ヒット作品のおこぼれやオマージュ止まりでは
終わらせなかったのが好評ではあるが、
かといって、じゃあ何か新作をやって「ならでは」のものが残ったかというと
そこまでではない。
また、最後に「命短しフレイヤ」と安直にくっつけすぎてないか?って感じも、ねえ。

91DAYSは逆に最後のオチが妙に叙情小説的に作りすぎた感があって
だから3群止まり。
親を殺された暗黒感からの変化展開を描いているのかもしれないが、
逆転するならもっと吹っ切れ感があってもいいと思う。
アヴィリオが中途半端なグダの中で殺されて終わったよねえ。
まあでも、扱うテーマと舞台背景が良い妙である。

東離劍遊紀は表現としての人形劇の再発掘感が印象的だったが、
3群止まりなのはアクション効果をCGに頼りすぎで、
折角の人形実写に空腹感を残す。
フィジカルな表現にもう少し拘ってくれたらねえ。
これは続編が報じられているので、次を楽しみに。


2群はこれ。

天鏡のアルデラミン
クオリディア・コード
クロムクロ
Rewrite

基本的に、シナリオ、脚本、構成、背景など
大きな設定に期待感というか、
話中で皮が剥かれて展開に見入ったなど
全体的に良かったもの。

クオリディア・コードは細かい描写や画作りではトップクラスには入れないが、
あえて隠してます感を序盤で感じさせてくれなかったのが
余計なヤキモキ感、煽りを使わずに話を展開させた妙を評価。
アンノウンの立ち位置が逆転するポイントも
うまく導入したよね。
やっぱり原作マンガは原作の画に頼ってしまうところがあるが、
ラノベは元々は画がないので作品観、世界観がある程度以上ないと
評価されてこない分、全体の出来はいいよね。

惜しかったのはアルデラミンとRewrite。
Rewriteは別の可能性を次編でやるそうだが、
アルデラミンも続ける気はあるんだろうな?
続ける前提として、
イクタの人格描写は単に奇をてらった創作ではなく
実感を伴うのでとてもいい。


最後に1群、トップはこの2篇。

Re:ゼロから始める異世界生活
ReLife

あえて最上位を選べばReLifeの方だったりもするのだが(苦笑)。

なぜかというと、Re:ゼロは序盤の死に戻りの繰り返し描写のクドさは
確かにあったのと、
スバルの人格設定にアホさと聡明さの妙な不一致感が残って
やや「設定」じみているところがあるのも否めないからある。

まあ、序盤の繰り返し描写にイラッとして止めてしまわなくて良かったと
あとで振り返れば思えるのだが。
メイザース辺境伯邸以降にどうしても必要な描写だったことは
話が進んで重々に承知できるものであるが、
ちょっとそのイラツキを招いた序盤が「稚拙」だったとも
言えてしまうよな、と思うので、だからReLifeに半歩譲ることに。

しかし一方でReLifeは、これもここで切るか?と思うような
中途半端な1クール作である印象もまた残っているのである。

だから、トップ2作も「絶賛」はしても「大絶賛」とまで言えないかなあ。

Re:ゼロはレムさんだけ見たら大絶賛なんだけど(笑)。


これでもかなり甘めの評定で、
数ばっかり打たれた割に不作のクールであったと
総括せざるを得ない夏アニメだった。
1 0

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