昭和天皇の末弟で天皇陛下の叔父にあたる三笠宮崇仁さまが亡くなられた。
(逝去?それとも薨去?普段使わない言葉はできれば避けたい)
毎日新聞の社説を読んで、非常に立派な方だと思ったので
要点のみ引用する。
「陸軍参謀として中国、南京総司令部に赴任、
そこで、日本軍の残虐行為に強い衝撃を受けたことが
のちのちの人生を決定づけた。
『戦地に行く前を振り返った時も
今もなお、良心の呵責に耐えないのは
戰爭の罪悪性をじゅうぶんに理解していなかったことです』
戦後、どうしてこういう戦争にいたってしまったのか
さかのぼって研究するために
歴史学者の道を選ぶことになる。
戦後、紀元節復活の動きも
歴史的根拠がない、考古学的裏付けがないと批判して
反発を受けたこともあった。
著書、「日本のあけぼの―建国と紀元をめぐって」の巻頭に
『偽りを述べるものが愛国者と讃えられ、
真実を語るものが売国奴と罵られた世の中を
私は経験してきた』
と、過去からの戒めと憂慮をにじませる文章を
書いている・・・・」
ほかにも、以下のリンクを参照して頂きたい。
「架空の歴史を信じない」。戦時に軍部を批判した皇族、三笠宮さまが注目される理由
BuzzFeed Japan
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161029-00010001-bfj-soci
三笠宮崇仁さま、これまでの人生の歩み
http://matome.naver.jp/odai/2134210425016326401
個人的には、南京大屠殺に関しては、イエスともノーとも
言うつもりはないが、
立派な態度、見解だと思うし、
こういう意見を、安易に否定してはいけないとは思う。
『偽りを述べるものが愛国者と讃えられ、
真実を語るものが売国奴と罵られた世の中を
私は経験してきた』
というのは考えさせる。
この国は今でもそうだからだ。
ご冥福をお祈りします。
■余暇活動の普及にも尽力=スケートフォークダンス発案―ゆかりの人、三笠宮さま悼む
(時事通信社 - 10月27日 10:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4262284
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