石原さとみ『地味スゴ』快演で勃発した校閲論争の着地点は
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=4242925
日テレ水曜22時枠で今月から始まった石原さとみ扮する「新人校閲ガール」が奮闘するというこの「地味にスゴイ」。私も校正・校閲の仕事に関わる者の一人として、このドラマには少々関心がありましたが、それ以前に、番宣の中吊りが電車に掲げられた時点で、こりゃ現実とはあまりに乖離した内容のドラマになるなと感じましたね。ファッション雑誌の編集者を目指して出版社の中途採用の求人に応募して、いざ採用されたら校閲部に配属され……というストーリーですが、校閲業やっている連中に“魅惑の唇”の石原さとみのような派手でファッショナブルな人間なんてまずいないですし(「河野悦子」なる役名自体が安易だわな)、専門性の高さゆえその経験や知見がモノを言う、言わば“職人の世界”の職種なので、未経験の人間をいきなり実戦に使うことはまずしないと思います。私は主に印刷側で商業印刷物を中心にやっているのですが、「校閲業を馬鹿にしている」という批判を現役の校閲業の人々が批判しているのも、そういう(つまり、出版系出身の)人々を身近に見ている私としても頷けますね。
そんなわけで、第一回目のオンエアをほんの数分間だけ見ただけで換えてしまった私ですけど、石原さとみの好演はそれなりに評判良いみたいですし、威勢の良さというのもそのキャラクターに合っていると思うので、あまり先入観に左右されない中で見る分には、楽しめると思いたいですね。改めて、そういう既成概念の枠を考えないで、楽しむことにしましょうか……。
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