日本の食文化史という本を読んでみた
上代から中世にかけて大陸や半島との交易でだんだん調味料、調理方法、野菜の種類が増えてくる。
意外だったのが奈良時代から平安時代にかけて、かなりの規模の乳牛の飼育がなされて、貴族階級は日常的に乳製品を口にしていたこと。しかし平安中期には貴族の力が衰え、牧場整備ができずに廃れていく。
安土桃山時代にはトウモロコシやトウガラシと共にジャガイモも入ってきていたこと。
ジャガイモが食用として栽培されるようになったのは明治になってからなのだが、江戸初期に栽培されていたら何とかの大飢饉とかで亡くなる人が少しは減らせたかもしれない。
もちろん歴史に「もし」はないのだけど
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