だるま座公演とモンロー・カブキ

写真は順に
＊劇団だるま座20周年記念公演「愛しきは-馬鹿一とその隣人-」チラシ
＊「モンロー・カブキ ー歌と踊りのモンロー人形・出会うは江戸の粋な曲ー 」チラシ

だるま座のこの公演はちょっとイマイチだったというのが本音。
同じ週に同じ時代を扱った西瓜糖の「うみ」を観ていたせいもあるが
こちらはだいぶ水準が低かったと言わざるを得ない。
若手のメインキャストたちが役不足だったか。
小原家の長女・みさ役の方、私には喋り方と声に癖があるように感じて、最後まで馴染めなかった。
次女・ぎん役の方、本来少しオツムのネジが緩い役どころなのだが、風貌が理知的で喋り方も緩さが感じられなくて、何も考えずにストリッパーになっちゃう部分にリアリティが全く感じられず残念。
元気いっぱいなのはわかるけど、元気さがオツムの緩さを凌駕してるから、逆にしっかりして見えるのだ。
オツムの緩い人が正論を吐くから面白いのに。
演出の方も気にならなかったのかしら。
昔の松竹新喜劇の藤山寛美さんを見習うべし。
20周年記念公演だというのに、期待はずれだった。
だるま座のどこか垢抜けないところが好きなのだが、この公演はいただけなかった。
剣持さんも、いつもより精彩を欠いていたように見受けられた。
通り一遍のだめ親父をやろうとし過ぎて、ただ頑張っているようにしか思えず、いぎたないだけで愛せなかったなぁ…。
次回に期待。

「モンロー・カブキ」
いやはやキテレツというか不思議なものを観てしまったが悪い気はしていない。
りりり子はそこに存在するだけで許されるんだろうなぁ、羨ましい奴め（笑）
けど、こちらもちょい辛な観劇日記を書いてみた。
詳しい観劇日記はこちらから↓
http://bambi-yuuki.at.webry.info/201609/article_7.html