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2016年08月27日22:21

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君の名は。

監督 新海誠

東京の都会で暮らしている高校生男子と、飛騨の田舎で暮している高校生女子に、ある日突然、眠っている時にお互いの心と身体が入れ替わってしまうという異変が起きる。

最初は異変に戸惑う二人だったが、スマホに残した日記や身体に書いた落書きでお互いのことを伝えあっているうちに親しみを覚えてゆく。

そんな日々が続いてゆくと思っていたのも束の間、お互いの入れ替わり現象がプッツリ途絶えてしまい、二人は現象の謎を解くために行動を起こすが…。



気になったところを一言。

ところどころに主題歌を担当するバンドの曲が散りばめられていて、ミュージックビデオを見ているようでした。

それ自体は悪くない。

’80年代の映画作品「トップガン」や「フットルース」でも使われていた演出です。

サウンドトラックのアルバムを聞いていたら、作品のそれぞれのシーンを思い出して、その時の感情が心の中で再現されると思います。

しかし、この作品では逆に、ストーリーの山場ではボーカル抜きのインストルメンタル曲の方が合っているのでは?

作品の見どころである、漆黒の夜空に輝く華やかな花火のような彗星の映像が綺麗です。

映像とシチュエーションだけで引き込まれるのに、そこにボーカルの歌詞が重なると過剰な演出のような。

ボーカル曲で盛り上げようとする演出も悪くはないのですが、シンプルに映像だけで勝負したほうが良かったような気がしました。

曲を流すなら、大都会の雑踏のシーンが似合っていると思います。

毎朝通勤している人達が、スマホの画面に夢中になったり、街中で流れている曲を聞き流していたりしてますよね。

Jボッブは普段聞きませんが、「前前前世」は歌詞とリフが面白くて耳に残りましたw

新海誠監督作品は、実は初めて見ました。

なので、過去の作品と見比べて批評はできません。

監督のファンの方々から見て的外れなことを言っていたらスミマセン。


この作品は、予備知識無しで見るととても面白いです。

男女の心が入れ替わるといえば、大林宣彦監督の「転校生」や、元ネタになった「とりかへばや物語」がありました。

それらを知っていてこの作品を見たら、逆にその「トリック」に引っかかってしまいます。



アニメーション作品だからといって敬遠される人もいるかと思いますが、時間旅行がテーマのSF映画作品「バック トゥ ザ フューチャー」が好きなら見て損は無い。

作品のクライマックスとなる彗星の破片落下のシチュエーションは、細田守監督作品「サマーウォーズ」に似ています。



ラストがとてももどかしい。

二人がすれ違う度に、「出会え、出会え、出会え…!」

と、呪文のように繰り返し唱えていましたw



作品を鑑賞した時、小さな子供を連れた親子や年配の方々で劇場がソコソコ埋まってました。

狸は人が多いところや騒がしいのが嫌いです。

劇場の観客が、真剣に作品に夢中になっていたので心地良く鑑賞できました。



面白かったw

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