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2016年08月22日23:26

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青空エール

主演 土屋太鳳 竹内涼真 上野樹里

名門吹奏楽部と野球部がある白翔高校へ入学した主人公つばさ(土屋太鳳)。

楽器に触ったこともない彼女が、甲子園で吹奏楽部へ入部して野球部を応援したいという夢を叶えるために、努力を重ねて成長する姿を描くストーリーです。



苦言をひとつ。

予告編を見ていて、よくある恋愛モノかとタカをくくっていたら、いやいやなかなか面白い。

「恋愛要素が入っていないと観客にウケない」と考えている宣伝担当は、頭が固いというか古い。

良い興行成績=佳作だとは全く思いませんが、この作品を鑑賞する人が少なかったなら、そのありきたりで無難な、悪い意味で手堅い予告編や宣伝が足を引っぱっていると思います。


甲子園を目指す大介との淡い恋愛感情がストーリーの軸になっていますが、作品のテーマはつばさの成長する姿。

楽器に触れたことがなかったつばさが、高校の三年間で吹奏楽の全国大会である普門館へ出場するのは、常識的に考えてありえない。

でもね、つばさが一生懸命に風船を膨らませようと努力したり、トランペットのマウスピースで音が出せた時、見ているこちらも嬉しくなるんですよね。

大失敗もしますが、彼女の心境を思うと憎めない。

全国大会へ出場するという悲願に誠心誠意をもって練習に打ち込むベテラン部員が、つばさを疎ましく思うところもなんとなくわかるだけに、見ていて心中複雑な気分でした。

作品中盤になってもつばさの努力は報われないし、キャプテンになった大介も…。

最近公開された「桐島、部活やめるってよ」、「幕があがる」などの部活をテーマにした作品に共感した人なら、間違いなく夢中になります。


女子高生が吹奏楽をやるといえば、邦画の「スウィングガールズ」があります。

狸のお気に入りの一本ですが、こちらは初心者がわずか半年で奇跡の成長を遂げました。

つばさは努力を重ねて、吹奏楽部のレギュラーになるために、欠かすことなく三年間練習しましたが…。

「スウィング…」でサックスを吹いていた上野樹里が、この作品では名門吹奏楽部の指導者を演じています。

吹奏楽部は「体育会系文化部」と一部でささやかれていますが、彼女の鬼のような指導が怖いw

つばさに丁寧に技術を教えていましたが、経験者だからこそできること。良い先生ですね。


先輩から後輩へ受け継がれるバトン、苦しい事や楽しい事を共有する仲間だからこそわかる友情、そういうものがたくさんつまっています。



恋愛モノではない、という書きかたをしましたが、作品のラストで見ていた十代の女の子達が黄色い悲鳴をあげました。


お互いに高い目標を持って努力しているうちにすれ違っていた二人が、再び巡り会えた瞬間は最高!



面白かったw





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