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2016年07月18日20:48

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新しいオーディオインターフェースでショパンを聴く

以前の日記で、ブックオフで中古のD/Dコンバーターを
買ったので、これにつなぐD/Aコンバーターを
買うつもりだと書いたのだが
ヤフオクでオーディオインターフェース「AUDIO 8 DJ」が
9千円で出ているのに驚き、入札〜落札してしまった。

「AUDIO 8 DJ」(売価5万〜6万)は録音&再生ができる
ドイツ製のインターフェースで
プロ用(DJだが)ならではの音質の良さと
LPレコードのデジタル録音が簡単にできることで
以前から欲しかったものだ。
(その代わり、D/Dコンバーターはつなげない)

「AUDIO 8 DJ」には
「AUDIO 2 DJ」( 1万、再生専用)「AUDIO 4 DJ」( 2万5千)という
弟機がある。

10年ほど前に「AUDIO 2 DJ」を買い、5年ほど前に
「AUDIO 4 DJ」を買い、
ようやく「AUDIO 8 DJ」を買ったというわけだ。

すぐに宅急便で商品が届いたので、開けてみると
なんと、ドライバCD-ROMがない。
(ついていたのはDJデモ用のCDだった!)
ドライバなら、メーカーのサイトからダウンロードできると思い、
サイトを見てみると、
windows 7以降しか対応しているドライバがない。
ステレオにつないであるPCは、windows XPなので、
7以降のドライバは使えない。

困ったな、と思ったが、いままで使っていた「AUDIO 4 DJ」についていた
CD-ROMをPCに入れてみると
ラッキーなことに「AUDIO 8 DJ」のドライバが入っていた!(windows XP用)

これをインストールして、AUDIO 8 DJをつなぐ。
厄介なアクティベート(認証)もなく、簡単に音が出た。
(海外製のPC周辺機器は、アクティベートが必要な物が多い)

ドライバを持っていたので良かった。なかったら
PCを買わないといけないところだった。

オーディオインターフェースで、いちばん欲しいのは
RME Babyface Proという、ドイツ製のもので
24ビッド/192kHzにも対応し、デジタル入出力端子も豊富で
D/Aコンバーターとしても一級品だが
10万円はちょっと高い。
将来の楽しみといったところだろうか。

オーディオインターフェースをグレードアップして
ゲザ・アンダのショパン(Orfeo,ライヴ録音)を聴いた。

曲目はショパンの24の前奏曲と24の練習曲。

録音は1965年7月27日 ザルツブルク、モーツァルテウムとある。
一晩で前奏曲集と練習曲集を弾くのである。
難しさ、緊張感は半端ない。
とんでもないピアニストだ(拍手もちゃんと入っている)。

アンダは練習曲集、とくにOp.25の12曲を得意としていて
すでに5種類の録音があるという。

確かに演奏を聴くと、
24の前奏曲<練習曲Op.10<練習曲集Op.25
というふうに、尻上がりに調子を上げているように思える。

Op25-4、左手の素早い跳躍が難しい曲だが
ミスタッチがほとんどなく、正確なのに驚いた。
ものすごいテクニックだ。

彼のショパンはコルトーやホロヴィッツのような
自由奔放なものではなく、基本的に楽譜に忠実なものだが
革命のコーダのように、ここぞという時は
実に深い表現を聴かせる。
また、力強いタッチも聴き応えがある。

1965年に、すでにショパンの練習曲の全曲の
見事な演奏が行われていたという
貴重な記録でもある。
(今ではそんなに珍しくないことだが)

オーディオインターフェースを買ったことで
D/Dコンバーターが無駄になるのはつまらない。

安い中国製D/Aコンバーターでも買って遊んでみようか?


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