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2016年06月27日00:45

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今回もフィッティングは勉強になりました

■ 今回もフィッティングは勉強になりました

ポジションをどうしても自分で動かしたくなる気持ちは分かります。自分自身もサイクルショップのスタッフにロードバイクを組んでもらって、サドルを水平にして、サドルの上の面の2分の1の長さのポイントを、シートポストの中心線を延長した線と合わせてサドルの前後位置が決められました。

サドルの前後位置がペダリングで力を発揮できる腰の位置をサポートする位置では決められませんでした。サドルの高さは、脚をクランクをシートチューブの延長線に止めて、下死点で脚を真っ直ぐに伸ばして、足の裏が水平になった高さに固定されて、ハンドルは適当に固定角度が決められて、カンパのフーデットレバーが固定されました。

はいとロードレーサーを渡されて、走り出して1週間もしないうちに、腰の位置は前過ぎるし、下死点の脚は伸び切った感じがあるし、上死点になった時に太ももが上がってくると、股関節詰まっている感じがありました。

ウクリップ&ストラップのペダルの時代だったから、シディのシュープレートがネジ止めで動かせるモデルだったけど、その位置にも長く走ると膝に負担を感じたり、何だかどこもかしこも違和感を感じて自分でいじり始めました。

まずはこの違和感を解消するにはどうすればいいのか、クリートの位置、サドルの位置、ステムの高さやハンドルの取り付け角度、フーデットレバーのブラケットの位置など、そこいら中に違和感を感じたので、全部一変にやっても何だかこんがらがりそうです。

自分自身も何も知識がなかったし、ノウハウを持っているひともいなかったので、1日のライドで1つ移動しては、違和感をまた感じたら動かす方法で解消に取り組みました。ところが、そうやって見ると、違和感の原因がステムの高さとハンドルの取り付け角度とか、複合していることがあることに気付きました。

シンプルな機材なのに、これは、大変な袋小路に迷い込んだなと思いました。何せ何の解説書もありません、自分で試して見てどうか?だけが頼りでした。段々ステムの5mmの長さの違いが、大きな差を生むこと。ステムを固定する高さが5mm違うとかなり、上半身や腕や呼吸に対するストレスが違うことが分かってきました。

ドロップハンドルをどの角度に設定すると、グリップしやすかったり、引いたり押したりして脚のパワーをサポートしたりしやすいのかも分かってきました。面白いんだけど奥が深い感じ、誰も教えてくれないことをいくつも発見する楽しさがありました。

フランス車連のフィッティングに関する教本を手に入れたり、どうもデータベース化されていて、係数に体格を測定した数値を当てはめて、サドルの高さなどの距離を決めていることも分かって来ましたが、フレンスの教本はとても正直で、係数で出た数値には20mm前後の誤差があり、サドルの前後位置や角度はフィッターのノウハウ屋ライダーとのコミュニュケーションを重視していました。

要するにフィッティングを行う人が、色々な経験や考える時間を経て、ライダーの走る姿を見て、サドルの前後位置や取り付け角度を微調整すべきだ、さらにそのポジションの設定いで、実際のフィールドを走って、フィッターの目でパワーを発揮できているか、ストレスが発生していないかを見極めて、ライダーの感覚を反映させて、というベストポジション作りが理想的というものでした。

係数によって出た数値を頼りにするのもいいですが、フィッターはサドルを後ろへ移動するとどうなるのか、前に移動するとどうなるのか、サドルの高さは1mm単位で移動するとどう変化するかを知っておく必要があります。

パワーを発揮できて、しかも快適で長く続けることができるポジションを決めるためのゲージは、目の前にいるライダーです。頼りにしているデータベースの数値と骨(骨格の長さ)が一緒でも、筋肉(耐乳酸性やパワー)と心肺機能(有酸素運動能力)、走る距離などがまちまちなライダーなのですから。スケルトンの数値が一緒だからといって、ポジションが同じなわけがありません。

フィッターの経験値や感覚やライダーの自然な動きを見抜く目も大事です。基本的にはフィッターがいいと感じる位置が、ほとんどのライダーが快適だったり、力が入ったりで、納得させる感覚を養わないといけません。

数ヶ月前にフィッティングして、固定のローラー台でペダリングしてもらうまでもなく、設定を動かしていることが分かりました。快適に感じるように自分でポジションを動かしていました。これはボクの設定ではなくなっていると分かります。

気を取り直してフィッティングの作業にかかります。初めてバイクを見るのと変わりがなく、クリートの位置を確認すると、いじった覚えがあります。前後位置はボクの設定でした。そこからサドルの前上がりの設定を修正、WRのRSRを採用しているので前後位置の設定も見直して、後ろへ引きました。

ステムの高さはどうしようか、前上がりのステムでしたから、73度ヘッドアングル対応のステムへ交換して、ハンドリングを安定させました。しかも、突き出しが水平になってハンドルの位置が下がるので、5mmほど固定する位置を上げました。

ショートリーチ系ドロップバーのハンドルの取り付け角度にも問題がありました。上の直線部分を水平にする角度になっていますが、それでは前上がりになっているドロップ部分の握りでストレスが発生します。平地やダウンヒルで握りやすい角度へ変更です。

シマノの長めでフラットなブラケットの上面のデザインを生かして、ブラケットの位置も大きく修正して手の平が痛くなりにくい設定にしました。こうして1つ1つポジションの要素を見直しました。実際にフィールドを走って確認もしましたが快適にパワーを発揮していました。

走り込んでいけば、パワーを発揮して継続できるようになるはずなので、まだまだポジションは変化して行くと思います。とにかく3ヶ月くらいは変更したポジションをキープして、筋肉の動きや関節の開きに馴染んでから評価してみてほしいです。

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