2時間前にBBCが現地からの情報としてツイートした記事によれば、あと50日後に迫ったリオ五輪が財政危機によって開催が危ぶまれてきたと報じています。取り急ぎ要訳してみました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リオ州知事代行のDornelles氏は「深刻な財政危機により、リオ州は五輪開催の約束を守れない可能性が出て来た」と発表した。
五輪開催のための資金は基本的にはリオ市から出るが、交通などのインフラや治安維持の費用はリオ州政府が負担する。
ブラジルの大統領代行Temer氏は、リオ州に対する財政支援を約束している。
だが、知事によれば、財政危機の原因は石油産業などからの税収の減少であり、ブラジル経済全体も深刻な不況に直面しており、緊急事態の為の連邦準備資金からの出資が急がれる。
リオ州の職員の給与や年金の支払いも遅れ始めている。
病院や警察などの基本インフラにも既に大きな影響が出ているのは事実だ。
知事代行が出した布告によれば「今やリオ州は未曽有の危機に瀕しており、治安維持や医療、教育などの公共サービスの完全な崩壊の危険が迫っている。知事代行は五輪開催の前に“緊急特別措置”の発動を求め、その結果、基本的な公共サービスに甚大な影響が出る」とされているが、詳細につては説明されていない。
リオ州の今年度の財政赤字は55億ドル(約6千億円)にのぼっている。
一方、Paesリオ市長はツイッターで「リオ州政府の決定によって五輪の開催に支障が出たり、リオ市の約束が破られるものではない」と語っている。
この他にジカ熱蔓延の問題もあり、リオ市が、五輪関連で50万人と予測している外国人観光客の動向にも大きな影響があるのは避けられないだろう。
ログインしてコメントを確認・投稿する