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2016年06月15日00:13

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シマノのSPDペダルとSPD―SLペダル!?その2

■ シマノのSPDペダルとSPD―SLペダル!?その2

輪行サイクリングの駅での移動や、ライド先で歩くことを重視したり、ペダリングと歩きの両方のバランスを求めるライダーは、MTB用に開発されたシマノのSPDペダルを採用していことが多いのです。

SPD ペダルも両面キャッチメカニズムのモデル。ソールが密着する樹脂枠やアルミ合金枠付きの両面キャッチメカニズムの足が安定するモデル、スニーカーで踏める片面フラットペダルで片面キャッチメカニズムのモデル、ソールに接触するアルミ枠に片面キャッチメカニズムのスポーツサイクリング向きSPD ペダルもあります。

SPDペダルはシンプルなモデルでも、組み合わせるバイクシューズはソールの構造が、ソールに歩く時に路面に接するアウトソールが付くので、システムのトータルで重くなります。

それに、ペダルとSPDのスチール製の小型のクリート、ペダルとソールの接触する面が小さく、ソールが接触する枠付きのモデルでも、踏み込む足の安定感はロードペダルの樹脂製のクリートの大きいモデルよりは不安定になる傾向があります。

シマノのSPD-SLのロード用ビンディングペダルは、ルックパテントでライセンス生産されていたシマノのビンディングペダルがルーツです。シマノは足をキャッチしてからもカカトを動かせる構造を採用したモデルを開発しましたが、ペダルが重くモデルチェンジされました。クリートは3ボルト止めのルックの樹脂製デルタクリートに似ているモデルでした。

シマノの新型ロードペダルは、アルミボディにSPD ペダルのキャッチメカニズムを大きくしたような構造の、金属製のキャッチメカニズムに、少し大型になった2本ボルト止めの金属製クリートのモデルで、ペダル軸とベアリングもトウクリップ&ストラップの旧型のディラエースペダルの構造が採用されて軽量化されました。

しかし、このロードSPDペダルは金属製クリートが消耗すると、足をリリースしにくくなったり、外れなかったりのトラブルを発生して、ルックパテント時代のペダルをモディファイしたような、アルミボディのSPDヘモデルチェンジされました。

ルックパテントのビンディングペダルは、トライアスリートだったころのランス・アームストロングが愛用して、ロード選手になっても気に入って使用していたことで知られています。そのランスとコラボレーションして軽量化と足の安定した動きを実現したロードSPDが開発されたそうです。

さらにシマノのロードSPDペダルはモデルチェンジされて、アルミボディのSPD –SLになります。キャッチメカニズムから爪先の位置までの縦方向の長さは確保され、横方向の広さで踏み込む足が安定して、フローティングの安定した足の動きも実現した先進的なモデルでした。

このアルミモデルのSPD―SLペダルの踏み込む足が安定する、パワーを伝えやすいワイドボディデザインが、最新のタイムやルックのケオペダルのワイドな踏み面の設計に影響を与えています。当然、樹脂ボディになって軽量化されたシマノの上位4モデルもワイドボディの基本設計は受け継がれています。

代々のデュラエースのペダルには、エアロコンポのAXのダイレクトドライブペダルを除いて、トウクリップとストラップ時代の、初代デュラエースのテーパー状のシャフトと、先端に少量の小型のボールベアリング、中間にニードルベアリング、根元にボール数の多い小型のベアリングという軸受け構造の基本設計を踏襲して、ペダル軸の中心から踏み面までの距離が近い設計を継承しています。

シマノのロードペダルは、踏み込む足の親指から小指までがサポートされて安定しているし、フローティング状態の動きが安定しているし、キャッチ&リリースのバネの強さの調整がワイドに確実に調整できて、どのグレードのモデルでも確実に球当たり調整できることが特徴です。

、シマノのSPD-SL専用の3ボルトによる固定タイプの樹脂製のクリートは、固定の赤、少し動かせる青、6度動かせる黄色のクリートから選べます。キャッチメカニズムのバネレートの最弱の状態は105と550が弱く設定でき、アルテグラとデュラエースはレーシングを意識して少し強めに設定されていますが、男性ライダーなら問題ない強さです。

ロードペダルのSPD–SLは泥の付着に対してはデリケートで、泥詰まりしているとキャッチできなくなることがあります。ライドの際は充分にクリーニングしてください。ボクは苦労の末に開発されたシマノのSPD-SLペダルを信頼できるな。


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