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2016年06月09日15:30

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チェーンを徹底的に洗浄しました!

■ チェーンを徹底的に洗浄しました!

徹底的にチェーンのリンクやリンクピンの中までピカピカにしてやろうというクリーニング作戦です。まずパークツールのチェーン洗浄器具を手に入れました。小さな磁石が付いていて、洗浄液の中に溶け込んだチェーンリングやチェーンやスプロケットやフロントメカのチェーンケージなどの金属粉をキャッチしてくれます。

使用している洗浄液は、灯油のような強烈な臭いがするワコーズのエアフィルタークリーナーです。土ホコリやアルミやスチールの金属粉やオイルが混ざった研磨剤のような状態の油汚れの分解能力や、チェーン内部への浸透力が高く、自転車チェーンの洗浄に最適なケミカルです。チェーン洗浄機の洗浄液を入れる場所のラインに合わせて量を入れます。

バイクはタイヤやリムへ油汚れが付かないように後輪を外し、リヤエンドにチェーンをかけてドライブできるプーリーの付いている小物を、変速機側のエンドへ取り付けてチェーンをプーリーにかけます。チェーン洗浄器具を開けてブラシにチェーンをかけてふたをします。

洗浄器具を持ってクランクを駆動方向へ1分から2分回してチェーンを洗浄します。チェーンが洗浄器具のブラシの間を通ってエアフィルタークリーナー液でチェーンの中まで洗浄されて洗浄液は真っ黒になります。チェーンやスプロケットが消耗した鉄粉やアルミ粉はけっこう洗浄液の中に浮いていて、鉄粉はまるで砂鉄のように磁石に付いています。

シマノも感pzニョーロもスラムも、11段チェーンの寿命というより交換時期は、歯飛びなどが起こるような状態の遥か手前の段階ですが、変速性能が低下してきたと感じたら交換しましょう。チェーンの手入れの方法やライダーの力や走る場所でかかる力などによって消耗に差がありますが、走行距離が3000kmから5000kmで交換するといいコンディションを保てます。

パーツメーカーや工具メーカーから発売されている、チェーンの消耗を測るゲージやノギスで縦方向のチェーンの伸びを測って、交換時期を決める方法もありますが、400kmくらいでチェーンを徹底洗浄していると、縦方向の消耗が抑えられて、交換の目安になる縦方向のチェーンの伸びが出ていないのに、変速性能が低下していることがあります。

それは、縦方向のチェーンの伸びを測る方法では問題ない範囲でも、チェーンの横方向へのしなりが大きくなっているのはチェックできません。チェーンはしなやかになり過ぎると変速レスポンスが低下します。だから交換時期の目安はチェーンの縦方向の伸びと、走行距離を配慮して決めることにしています。

洗浄が終わったら、チェーンの中から真っ黒な油汚れを溶かし出したチェーンの洗浄液をウエスでふき取ります。アウタープレートとインナープレートのこすれ合う部分、リンクピンとリンクなどの内部にあった油汚れは落ちています。そうなると今度は油切れになるので注油が必要です。

チェーンをドライブさせながら、ワコーズのやや粘りがあるメンテルーブか、サラサラのラスペネをスプレーしたり、金属表面に潤滑材がコーティングされるホルメンコーレのルーベエクストリームを塗ります。徹底クリーニングしたからチェーンの金属面がむき出しなので潤滑オイルやケミカルを馴染ませるには効果的です。1分くらいドライブさせて馴染ませるとスムーズに静に動きます。

400km走った油汚れを落とす前と、徹底クリーニングしてから潤滑剤を馴染ませたチェーンとでは、ドライブする抵抗も少なくなり、インデックス変速もスムーズで明らかにフリクションの違いを感じます。

メンテルーブやラスペネで200kmから400kmくらい、ルーベエクストリームでは400kmから600kmくらいの走行距離まで快適に走れます。必ず油汚れを落としてから注油すること、それがチェーンの手入れの基本ですね。

「いちいち洗浄機を使って洗っていられないよ」という方も、油汚れの状態に注油してはダメです。チェーンにペースト状の研磨剤を残したままオイルを塗っているようなものです。

その場合は後輪を外してプーリーを取り付けてチェーンをかけて、チェーンをドライブさせながら、ワコーズのブレーキパーツクリーナーをスプレーして、しばらく動かしてチェーンの内部の油汚れを溶かし、2度目のスプレーで洗い流しウエスでふき取ってから注油します。


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