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2016年05月24日00:00

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希望の鐘が鳴る名古屋に

♪ いつまでも 君でいるため〜 未来に〜 流されてはいけない
♪ どこまでも 君であるため〜



 とまぁ、唐突に懐メロから始まったみりんさんでございます(謎)

 今日はその「鐘の音」を聞きたくなったぜ…!ってことで、名古屋までちょこっと足を伸ばしてきました。なぜ鐘の音で名古屋なんだ…? と、いいますと…


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こういうわけでしてw ぱっと見普通の踏切警報器ですが、上の方に注目してもらうと…?


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黒い鐘状のものが付いてますよね? これは電鐘式といわれる、警報音をアナログ方式で奏でる全国的にも数が少ない貴重な踏切なんです。警報器が動作すると、中のモーターとシャフトが連動し、頭頂部の鐘を鳴らす仕組みになっています。


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「希望の鐘」かどうかはわかりませんが…w 動作してから鳴動までのタイムラグ、シャフトの動く音(シュコン、シュコン)と鐘の音(カラン、カラン)が奏でるハーモニー、対面の警報器との鳴動タイミングのズレ、動作終了後完全停止するまでの余韻… 電子式の警報器では味わえない様々な趣が、電鐘式にはあります。これ目当てに遠出するファン(みりんさん含)がいることも頷けますね。


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そんな古き良き時代の語り部ともいえる電鐘式ですが、ここの銘板を見てみると…なんと平成生まれ(平成1年5月製造)じゃないですか!w おそらくは故障による取り替えかと思いますが、それにしても平成に世に突入してからも電鐘が造られてた事実には驚きですw


 さて、そんな電鐘式の踏切を名古屋という都会のど真ん中で大事に使い続ける鉄道会社は…? と、いいますと…


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答えはこちら。貨物輸送オンリーの鉄道会社、名古屋臨海鉄道。くれぐれも、名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)と混同しないように!w 国鉄DD13モデル(ディテールには違いあり)のディーゼル機関車が、コキやホキを西へ東へせっせと牽いていく、割と定期列車の多い路線です。特徴的なのは、この路線の踏切が大半第三種(警報器のみ設置・遮断桿なし)であること。今日訪れた踏切こそ第一種でしたが、この路線では珍しい存在です。そのためか、踏切通過の際は必ずと言っていいほど(第一種の踏切でも)ホイッスルが吹鳴されます。その名古屋臨海のホイッスルが、これまたなんとも良い音色でして… 電鐘式の奏でる音色とのコンボは、まさに一「聴」の価値ありと言ってもいいと(みりんさんは)思います。


 かつては近くを走る名鉄でも数多く見られた電鐘式の踏切。常滑線の踏切は、頭頂部に黄色いボックスが付いているものが多く、そこには昔黒い鐘が載っていた…ということなのかもしれませんね。


 今回はもう一つ、天白川を渡る橋梁の両岸にある第三種の電鐘式も拝みたいと思ってたのですが、6月いっぱいまで護岸工事のため立ち入りできないという不幸… 石灰石輸送のホキも今回は撮影できなかったので、それも含めてまたリベンジしたいと思います。
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