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2016年05月17日02:18

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やや偏りはあるが

揖斐川町ってなんか馴染みがなくて
どうも

「藤橋村」

と呼んでしまうのだが(苦笑)。

ってのは、大学と修士課程で6年住んだ福井と
夜叉ヶ池の取り合いをしていたイメージは藤橋村。

R417の福井県側末端まで行って、
その先の林道で冠山の頂上付近まで行き、
夏のフィールドデーコンテストの移動運用をしたのも思い出にあり、
実は冠山山頂からは福井県今立郡側はあまり景色が良くなく
藤橋村側のほうが山あい景色が良かった記憶が。

今回、R417岐阜県側を走っていると
「福井県には通り抜けられない」
という看板を何箇所か見かけたのだが、
今は林道は通期で通行止めかゲートでも設置されているんだろうか?
(林道部でがけ崩れ放置?)
無論、冬季はてんこ盛りの雪で
そのための通行止め周知の看板は昔も置かれていたが、
夏季は特にゲートもチェーンもなく
実はがれ道を気にしなければ普通の車でも今立から藤橋に
R417(厳密には県境部管轄は建設省(当時)ではなく農水省(林野庁)だが)は
通り抜けられたのである。

実は360ccのホンダ・ライフでも冠山に登ったことがある(笑)。
無謀って?
いやー、そのとおり。
途中でタンク内の内圧低下で、タンクの壁を這い上がったガソリンが
キャップのエア抜き穴からピューと吹き出したり
それに伴いキャブに燃料が回らずにエンストしたり、大変だったけどね。


なーんて、主題にはなんの関係もなく。
ただ、藤橋村には妙に親近感があるもので。
あ、Google Map に依ると、今は夜叉ヶ池は

「福井県」

側にあることになっているが、決着したのかな?

その揖斐川町で開催されたItalian Job 2016。
「痛車」ではなく「イタ車」限定のイベント。
主催団体は他にも名阪スポーツランドでなんかイベントしていたと思うので
京阪神在住者でも知っている人も多いかも。

ただ、今まで足が向かなかったのだが、
今回はじめて、何故か見に行きたくなってね。

で、行ってみて、「イタ車」とは言っても結構偏りがあるんだろうなあ、と。

メインはフィアットはほぼ500(トポリーノでも現行でもなく、NUOVAね)、
アルファはジュリア(ベルリーナとGT系段付き/なし含めて)で過半数に歴代スパイダー。
後は両社の他のモデルとランチアが少々。
わたしが会場に居た時間には少なくとも
フェラーリやランボルギーニ、マセラティ、ブガッティなどは全くなし。
主催団体による傾向は致し方ないんだろうな。


で、展示車から何台か。

まずはアルファロメオ。

イギリスならMk.I と呼ばれるべきか、
イタ車なら初版をなんと呼ぶのが普通なのかわからないが、
初代のスパイダーが1台。
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これは珍しいと思うな。
現存で目にするスパイダーというと
2代目以降のリアを切り落としたタイプがほぼ全てを占めるが、
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先の「ボートテール」(だっけ?)、英語だがそのように呼ばれる形状は
なかなか目にすることはない。
初代の形状は欧州車らしい造形で美しい。

上記したようにジュリアの多数車はこの際omitして、
ザガートの手による車種をあと2つ。
まずはジュリエッタ・スプリントザガート。
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こういう感じよね、往年の欧州イメージは。
ピニンファリーナやベルトーネからの直線基調ウェッジが台頭する前は
こういう感じだよね。

もう一台はジュリア世代になってからのザガートで、ジュニア。
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リア窓が換気用に微妙に開いたり、アイデアも盛り込まれた
興味深い車種であるが、
形の割にはスポーツ度は低く、どちらかと言うと一般ウケらしい。


次はフィアット。
今後、BMCミニやVW TYPE-I、ホンダスポーツのような位置で
引き合いに出されるのではないかと思われる、
オリジナルの124スポルト・スパイダー。
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例の現行マツダ・ロードスターの基本コンポーネントで
イタ車に仕上げたのに124の名称を与えるらしいからね。
なんか、アルファロメオブランドで出すとか言われていたけど、
アルファ向けは国際合作はダメだとかでフィアットになったとか聞いた。

ただねえ、オリジナル124を見ていると、
やっぱりベルリーナ(要はセダン型)の124をベースに展開する
使い勝手が前提に考えられている構成の車が持っている名を、
専用設計コンセプトのマツダ・ロードスター共用車につけるのは
その思想に一貫性が乏しいと感じるんよね。
売りたいがだけの拝金先行で使える過去資産はなりふり構わず使っちゃえ、的で、
某ホンダのパチもん車を連想してしまうわ(苦笑)。

フィアットはやっぱり基本は大衆車なので
ベースがベルリーナで幅を拡げるためにベルリネッタを展開するのが
筋なのかな?と感じている。
この、これまた珍しい850スパイダーも
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一見ぜんぜん違うこの850ベルリーナを
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ベースにしたリアエンジン車である。
(先の124はFRね)

因みに850は日本では見ないが、欧州では古い割に案外見た。
特にスペイン(バルセロナ、マドリやリネアでも、但しカナリアでは見かけず)と
オーストリア(ウィーンとその郊外周辺)では案外見かけた。

850のベーシックといえば、これももっと注目すべき車種の126。
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NUOVAの後継車種として、堅実で安価な実用車として
非常に社会的存在価値があったはずなのに、
そういう面に「趣味」を自称する人は目を向けないから
どんどん廃棄されて潰されて今は500とは比べ物にならんほどマイナー希少に。
それでも500(NUOVA)の方が希少126より高価な価値が見られるんだろうな。

でも、「その時代の味」に動かされるものがあると
ここはむしろ派手なジュリアGTAなどよりももっと注目すべきだと思うんだよね。

因みに手前のカブリオレ・コーチのものは
「dap650」というコーチビルダーものらしい。

フィアット最後にはX1/9。
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見なくなったねえ。
わたしが学生の頃はまだ町中で見ることがあったが、
今は。。。

ただし、これ、超乗りづらいらしい(苦笑)。
ミッドシップ「らしい」というか、
造形でチャラく見ていると大変ハードな車だと。


最後はランチア、、、って言っても、
前回の福井のギャラリー車で感心したフルヴィアのみ(笑)。
そのギャラリー車さんも参加されていた。
まずは同じクーペ。しかもこっちはS(エンジンチューン版)。
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更に、これもザガートの手が入っているスポルト。
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いやあ、福井の際に「超珍しい」と書いたが、
あるところにはあるもんだねえ。
もしかしたら最近の小ブームで中古輸入車が入ってるのかも?
10台とかではなく数十台くらいは国内に流れ込んでいるのかもしれない。
まあ、それでも超レアには違いない。

そこに更にベルリーナ・タイプも。
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イタ車って
日本ではどうしても某スーパーカー系が幅を利かせているところがあるが、
本来は大衆に根ざした質実な車を作る良さがあるよね。
ベルリーナは見た目こそ角角の面白みのない車に見えるが
アルファ・ジュリアもベースが質実なベルリーナだからこそ
GTAのような多様なレースで活躍できる名車種にもなったのだと思う。
何もフェラーリやランボルギーニをディスっているわけではないが、
そういう表面的ではないところを見れば、こういう大衆車の素晴らしさを
もっともっと感じられるんじゃないかと思うのだが。。。


で、ギャラリーさんにはフェラーリも居たし(笑)。
まずは512TRと
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308GTS。
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おまけに、イタ車でもない国産を2車種、ギャラリー車から。
まずは、AB型プレリュード。
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バカ売れしたブームを起こしたホンダ車。
しかもこの個体、岐の2桁ナンバーでワンオーナーらしい。
フェンダーミラー仕様の「世代」の車種である。

もう一台は品川5のフェアレディも。
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でもこれ、どっかで見たことがある個体のような。。。
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