公園口改札を出ると、若冲の160分待ちの案内板。
横目に国立博物館に向かい駆け込みの鑑賞。
噴水広場のパンジーが可愛かった。
黒田清輝が画家である以外に望んだ道は、
当時封建的な近代絵画への普及や晩年の政治活動。
教育者としての制作(習作から作品)。
彼が師事したコランの作品も展示され、
フランスで学び日本で行った活動がよく解る展覧です。
現在では考えられない、
警察が「待った!」をかけた展覧は、
絵画の裸婦の下半身に布を巻きました。
こんな時代に美術に理解を求め、投じた一石は、
信念のこもった大きな隕石だと思います。
「湖畔」の妻は清楚で、フランス時代の恋人も同様に、
女性の美しさへの思い入れが伺えます。
師匠ラファエル・コランの作品も美しい絵が並んでいました。
黒田清輝・国立博物館
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1759
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