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2016年04月21日13:49

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ルフォショー・ショットガン

ショットシェルも金属薬莢を使う。金属カートリッジの発明者はフランスのルフォショー
だが、同時に彼は金属シェルを使うショットガンも製作している。画像がその写真だ。狩
猟用のショットガンに多く見られる、水平二連式のショットガンとなっている。銃身の付
け根の部分が折れ曲がる元折れ式だ。

この銃は1851年のロンドン万博で展示された。ルフォショーの発明した金属カートリ
ッジは、ピンファイアと呼ばれる方式で、突き出たピンを強く叩くことで撃発する。日本
ではこの方式の銃のことを「カニ目撃ち」と呼んでいた。

散弾銃としては初の後装式銃であり、ライフルよりもショットガンのほうが後装式の普及
は早かった。この銃は良く見るとわかるが、引き金が2つついている。水平二連式のため
左右それぞれの銃身からの撃発に、別の引き金をつけているのである。

こういう方式を両引きという。これに対し引き金は一つで、セレクタで左右を選択する方
式を単引きという。単引きではセレクタがついてなくて、引き金を引くたびに自動的に、
左→右と撃ち分けられるものもある。

現在ショットガンは、狩猟用、競技用、軍または警察用で使われている。クレー射撃など
競技用ではショットガンが多用されている。クレー射撃競技は、昔はハトを飛ばしてそれ
を撃っていたが、動物愛護の観点から素焼きの円盤を撃ち落とすように変わった。

両引き水平二連式は主に狩猟用で使われる、というより狩猟用以外ではまず使用されない。
ルフォショーのショットガンも当然狩猟用として発売されたものだった。

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