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2016年03月31日10:16

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若者に負けるな!

マイミクさんがFBで紹介したSEALDs KANSAIの集会、寺田さんのピーチ書き起こし、勇気をもらいました。
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3/28 寺田ともか(SEALDs KANSAI)スピーチ
(SEALDs国会前抗議)
Youtube:https://youtu.be/NLAePrFghhA

(以下、書き起こし)

こんばんわ スピーチします。

この間、たまたま年配のサラリーマンの方が電車で私たちの運動の事を話しているのを耳にしました。社会なんか初めから終わってるんだから、無駄な体力使わんでええのにな、自民党もたいがいやけど、野党も野党やし、今の日本は何してもむりやろ。ちょっとムカついたけど、正直な声だと思いました。

私は、その気持ちが良く分かる気がしたし、毎日へとへとになるまで会社で働いているであろう彼らに反論しようという気にはなれませんでした。

その人は、『社会は終わってる』と言った。

だけど、若い私は、私たちは、その終わってる社会でこれからも生きていかないといけないんです。このまま明日、戦争法が施行されようと、私たちはこの国でこの先何十年と生きていかないといけないんです。非正規で働きながら、奨学金を返しながら、子供を育てながら、親の介護をしながら、貰えるか分からない年金を払いながら、いつ起きるか分からない地震と原発事故の不安を抱えながら、私たちはこの国で生活をしていかなければならない。

絶望するには、まだ先が長すぎるから、もうちょっとマシな社会を作る為に、今日出来る事をしなきゃと思って、ここに来ました。無理だ、変わらない、終わってる、歴史は繰り返す、社会とはそういうものだ、そういう屍みたいな言葉たちの上を歩いて、私たちは新しい社会をしぶとく生きていきます。

私が政治家に求める事は、人が人として生きる為に私たちの税金や法律を運用してほしい。それだけです。消費税だって、選挙対策のばらまきや、無駄に高いオリンピックの建設費じゃなくて、今も仮設住宅で暮らす人たちや、家計が厳しくて進学をあきらめている子供たちの為に役立ててくれるなら、喜んで払う事ができます。

でも、この国の予算案を見れば、社会保障費は削られていて、増えているのは軍事費だけじゃないですか。児童手当は減額するのに、しょっちゅう墜落するオスプレイはバカ高い値段で買っている、それって変じゃないですか。

権力者が、暴走して再び戦争が起こるような事態を防ぐ為に、そして私たちの当たり前の生活を保障するために作られた憲法を権力者側の都合で勝手に変えたら、それって普通にダメじゃないですか。政府は、外国からの脅威をしきりに強調するけど、アメリカやイギリスや、フランスや、これまでテロの標的になってきた国って、強い軍隊を持った国ですよね。

日本が戦争に巻き込まれなったのって、この70年間、少なくとも直接的には、海外で誰も殺さなかったからじゃないでしょうか。少年兵が多いことで知られている南スーダンに対して、この国が果たす事は、武器を持った自衛隊を送り込むことなんでしょうか。誰も殺さない姿勢を貫いてきたこの国にしかできない平和貢献があるはずです。

政府は、国民に理解を求めていく努力をすると言っていたけど、知れば知るほど、この法律のどこが平和につながるのか、まるで見えてきません。見えてきたのはむしろ、武器の製造にたずさわる企業の利益や、自衛官1人1人の命が尊重されていないこの法律のずさんさです。

こんな法律が本当に明日施行されるなんて、本当に普通に考えておかしいと思います。私たちはこの夏、本当に止めるというスローガンを抱えて、この法律に反対してきました。法案は無理やり通されたし、施行は明日に迫っている、南スーダンへの派兵も決まっている。今、私たちは一見、とても厳しい現実の中に立っています。

だけど、私たちは今、本当に止める為のプロセスの中にいると思っています。はじめは、無理だと思っていた野党間の選挙協力が実現して、私を含め、これまで、支持政党もなければ、選挙にコミットしたこともまるでなかった人たちが、本気で選挙に行こうと今、呼びかけています。もしかすると、凄い長い時間がかかるかもしれない。でも、利害関係や古い人脈によって作られた支持基盤ではなくて、人間の尊厳や、この国の憲法の理念に立って、日常生活の中で柔軟に政治に参加する新しい人たちの輪がどんどん広がってきていると思います。この主体性の強い輪は、利害関係によってつながる組織と違って、そう簡単には崩れないのではないでしょうか。

私たちは、新しい選挙を戦って、党派にとらわれない新しい支持基盤を築いて、政治を作り変える事ができると信じます。時間がかかっても本当に止めましょう。私も、必ず出来ると信じて、自分に出来る事をやります。

2016年3月16日、私は安保法制の施行に反対し、人が生きるための新しい政治を求めます。

ありがとうございました。
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