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2016年03月18日10:04

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民進党の結成を「民共合作」と批判する安倍政権の落とし穴

今朝のFBで田中文夫氏が紹介した中野晃一氏のスピーチを借用しました。好き嫌いは横に置いて、われわれが今できることは民進党と野党連合の尻を叩くことだと説く中野氏に同感です。
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3/13 中野晃一さんスピーチ
(立憲デモクラシーの会・上智大学教授)
SEALDs&学者の会 新宿アルタ前 街宣
YOUTUBE:https://youtu.be/-U42g4tg1SU

へなちょこな政治家の人たちですけど、私達がお尻をたたくと、結構頑張る。こんな寒いのに背広で来てたというだけでも、ちょっと偉いかなと思います。初鹿さんは、台から降りてから『寒い』と言ってました。そういう意味では、我々の多くは、あんまりやりたくないなと思う仕事をやってる彼ら、褒めて、おだてて、育てて、我々の為に働かせましょう。

その為には先ず選挙です。野党共闘が、ようやく形になってきますと、分かってた事ですが、『野合批判』という物が出ました。先ずですね、野合とは何だ?という思うじゃないですか、辞書で調べて見てください。野合と書いて、何と書いてあるか?「正式な手続きを踏まずに、男女の仲になること」と書いてあります。男女の仲になるというのは、アダルトな感じがしますね。野党共闘のどこが、正式な手続きを踏まずに『男女の仲』になっているのでしょうか。

自民党と公明党の方はどうなってるんだ?大阪維新の党とやっているのは、これはどう表現するんだ?とてもここでは言えないような、アダルトを超えた、かなりいかがわしい関係ですよね。そんな連中にこんな事を言われる筋合いはない。

またですね、一国の総理大臣が、1国の国政を担っている自民党がですね、民共合作というネトウヨそのままのビラを配っているそうです。民共合作というのは、おそらく、国共合作という、過去の中国大陸における事例を参考にしているのだと思います。ところが残念!安倍さん自民党、歴史が好きだけれども、歴史を知らない。歴史を知らないから2つの大事な点を見落としている。

先ずは、『民共合作』だとすると、あなた達(自民党)は誰か、『大日本帝国』だと。ああ、やっぱりそうなのか、大日本帝国を再興させたいと思っているから、民共合作が怖いんだ。もう1つ、国共合作は大日本帝国の侵略をはねのけて追い出した!負けるって分かってるのかあんたたち!大丈夫かそれで?民共合作という馬鹿がいたら、はっきりそうやって教えてあげて下さい。歴史を学びましょう。

しかもですね、恐ろしいことに、この政権、次は憲法改正だ、緊急事態条項だと言ってるんですね。緊急事態条項というと、緊急事態が怖いからあったほうがいいと誤解する人もいるかもしれませんが、緊急事態に備えるというのであれば、既に憲法に書いてあるんです。衆議院が解散して、参議院しかない時には、参議院が緊急集会をやって、国会として法律を作ることができる。法律が作れれば、それで困る事はないわけです。

ところがですね、緊急事態条項というオブラートに包まれた言葉の本当に意味しているところは、『国家緊急権』というものなんです。国家緊急権とは何か?それは、非常事態だ、緊急事態だと政府が判断したら、立法権を政府が使っていいことになる、要は独裁していいということになる。そんな、国家緊急権を使おうとしている。それを解禁しようとしている。災害の名のもとにですよ。

3月11日の大震災からまだ5年しか経っていない、そのことを利用して、悪どいにもほどがあるだろ!災害の名のもとに権力を掌握しようとするなんて、亡くなった方たち、被災者たちに対する冒涜だろ!しかもですね、国家緊急権ということになれば、当然ヒットラーですよ。ヒットラーが何をやったか、政権を掌握してから、更に政権基盤を強めるために国会を解散した。そしたら、議事堂が焼けるといういう事件が起きた、何をやったか、赤狩りですよ。共産党が怖いと言って、共産党のせいにした。どっかで聞いたような話になってきましたね。国会議事堂に火がつく事がないように、皆で気をつけましょう。

その代わりですね、我々がきちんと、こうした馬鹿げた反論に対して、答えていって、これは我々が平和を守り、憲法を守り、そして将来へと、子供の世代へと、孫の世代へと、日本の平和と反映の為に、そして世界へそれを広げて行くために、私達1人1人が努力していく、その始まりということで、今日からまた、決意を新たに頑張って行きたいと思います。

皆さん、これからです。野党の後押し押して、時にはしかりとばしながら、しかし、おだてて褒めてあげることをしてあげましょう。頑張る人は頑張ることができる、なので、信用する必要はありません。政治家は所詮政治家です。当選したって、監視を緩める事はできません。しかし、主権者である私たちはそうしなくてはならない。それは何よりも、SEALDsの若者たちが私たちに思い出させてくれた事だと思います。皆さん、ここから頑張りましょう!ありがとうございました。
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