mixiユーザー(id:12593070)

2016年03月03日23:12

194 view

違うのかも知れないけど不安じゃない!

■ 違うのかも知れないけど不安じゃない!

チャイナシンドームは冷戦の時代にできた、差別的な悪い冗談みたいな用語だけど、ジャック・レモンが原発の技術者に扮した映画の題名でもあった。原子力発電所の炉心が高温になって溶け出して、地球の反対側まで到達してしまうという、現実には起こらないことを連想しての言葉だと思います。

その炉心に納められた燃料棒が解け落ちるという事故が福島県で起こってしまったわけです。しかも複数の原子炉がそういう状態に陥っています。政府はその対策として、溶解した核燃料棒の残骸を原子炉カプセルからなん十年かかっても取り出して、処理すると言っています。

一部のひとはチェルノブイリ化すればいいのではと、燃料棒の残骸の取り出しのリスクを回避すべきだ、そのままコンクリートで固めてその場に永久に保管することを言い出してます。

地下水対策としては今後、凍土壁を永久に維持して、汚染水を半減させ続けるしかない。それも1つの案ですけど、放射能汚染は続くことになりますね。チェルノブイリのコンクリートの山の周辺はどうなっているのでしょう。日本で検証はできているのかな。

そこで疑問に思うのは何でしょう。核燃料棒の溶解したものより危険度が低いはずの汚染物質ですら、当面保管しておくとこでももめていて、永久に保管する場所は候補すら決まらないというのに、解け落ちた燃料棒の残骸を取り出したものの保管場所はどこになるんでしょう。

原発再開を推進する阿部ちゃんは核燃料棒の残骸を取り出せる何十年先には、総理大臣でもないし、生きていないかもしれませんけど、今、次世代の人達にたいして責任を持って行動しているんでしょうか。

再開したばかりで営業運転に入る寸前に緊急停止した原発がありましたね。原子炉側の故障じゃないことを強調して、送電側のフィードバックが原因だそうですが、臨界営業を再開するまでに、電力会社も原子力規制の委員会も、何をチェックしていたのでしょう。

プルサーマルはコントロールが難しいそうだし、もんじゅはナトリウム漏れの段階から何十年も動かない、核燃料リサイクル工場は稼働できていないし、電気が数百円安くなることより、原発再開は重要な気がします。ボクらはどこの電力会社から電気を買えば、こういう悪循環にブレーキをかけられるんでしょう。

2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する