今週の観劇・読書

写真は順に
＊だるまチックシアター「金の卵1960」チラシ
＊西加奈子「炎上する君」（角川文庫）表紙

2/1（月）に久しぶりの荻窪、だるま座アトリエへ。
金の卵とは、
主に高度成長時代の黎明期に爆発的にした雇用が増加した各産業を背景に
中卒で状況した若き労働者たちを指す。
農村部での貧困もあり、都市部、特に東京に若い労働者が毎年春に大移動、
金の卵として特に製造業で重宝された時代の物語だ。
詳しい観劇日記jはこちらから↓
http://bambi-yuuki.at.webry.info/201602/article_1.html

炎上する君は西加奈子の作品の中では、それほどハマらなかったかな。
なんらかの理由で人生に無気力で停滞してしまっている人、生きるのがストレスだと感じる人、頑なに何かにとらわれている人々が新たに出発するきっかけをつかむ物語。
あとがきが又吉直樹さんだった。
又吉さんの文章を読んで、小説はこんな風に読むのだなぁ、深いなぁ、と感心しつつも、最終的には好みの問題なわけで、私はこの短編はあまり好みじゃないかもだ。
小説に限って言えば、再生できなくてもがいてもがいて救われない人々の物語が私はきっと好きなんだな。