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2016年02月02日09:42

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若いっていいな。

facebookの仲間の一人が紹介した、SEALDs KANSAIの田中和琴さんのスピーチ全文です。若いっていいな、と思ったので、コピペさせて頂きました。
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こないだ部屋を掃除していたら、中学のときに書かされた卒業論文の文集が出てきた。ずば抜けてクオリティーの高い論文を書いた友達は5年振りに会ったら頭が金髪になってた。ぶっとんでるな、最高やな、って思いながら昔話に花を咲かさせた。別れ際にその子はニコニコして、私に言った。「わこちゃんのフェイスブック見てるよ!でも、私には世界が違うかんじってかんじ」

私はよくフェイスブックに今の政情とか、わたしたちSEALDsがやってることとかを書いてるんだ。世界がちがうと言われたときは、ああいつものことだなあとちょっと慣れっこになっていたあれを思った。でも、別にいいかなとも思った。読んでくれてることが純粋にうれしかったんだ。

でも今日はすこしだけ聞いてほしいことがある。

こんにちは、SEALDs KANSAIの田中和琴です。よろしくお願いします。
今日のこのスピーチはその金髪の友達に向けて書きました。

どうぞ聞いてください。

君は私に世界が違うと言った。
別にこんなふうに人前でスピーチしなくてもいい。別にデモを企画する側にならなくていい。別にシールズみたいなことしなくていい。そう思う。ただ、
おかしい、悲しい、傷つく、そういった感情を政治においても

忘れないでほしい。

私が言っていることはほんとに当たり前のこと。政治家に向かって、ルールを守れ、政治は商売じゃねえ、
主権者に向かって、思考しろ、政治はうちらの生活そのものなんだよ、とか。そういうのを

忘れないでほしい。忘れていないならそれでいい。

でも
君は世界が違うと言った。
じゃあ君はどこで生きてるんだ。勉学、娯楽、生活、政治、全部違う場所で行われてるのか。学校で勉強して、パンケーキ食って、家で風呂に入る。文部科学省で何学ぶか決められて、大学の奨学金は馬鹿になんねえし、消費税は8パーから10パーに上がろうとしていて、水道代電気代ガス代、風呂、家、町、国、地球、全て、政治と密接に繋がってて。政治イコール生活。

君の世界は、違うのか。

君は世界が違うと言った。
誰かも知らない奴から誹謗中傷散々浴びて、選挙行こうよって友達に直接言うほど精神は疲れて、学者呼ぶより安いし若いからって消費財にされ、栄養剤にされ、
君はそういう世界を言ったのか?

世界が違うことはない。
現に私は君と同じ地球に住んでるし、君と同じ酸素を吸って生きている、君と同じ人間だ。「活動家」でもなければ、「学者」でもない、

ただの学生だ。

世界が違うことはない。
私は「民主主義の希望」でもないし、「いかれた極左集団の一員」でもない、ただの人間だ。

いまこの世界で問われてるのは、そういうだれでもない
ただの人間の私自身で
君自身でもある。

世界が違うことはない。
テレビやラジオ、ネット、新聞でしか見ることのできない場所、私が今いるところ以外の場所で起こっていることは、世界が違うと言って去ることができるのか。目の前で命が崩れそうになっていても世界が違うと言って、手を振り、去ることができるのか。

自分の命、友達の命、この国に住む人間の命、世界中の人間の命、何が違うのだ。みんな同じ命じゃないか。君が書いた中学の卒論、タイトルは「子ども兵士撲滅のためにいまやるべきこと」だったよね。あれ、まじで震えたよ。体の芯まで震撼させたよ。どの卒論よりも厚く、篤く、熱かった。私は正直君に感化されちゃったところもあるんだよ。

私がこうやってスピーチをして、それをどこかで知って、SNSで見て、少しでも考えるきっかけになってくれたら、私はそれだけでうれしい。悩んで悩んで原稿を書いてよかったと思う。
私がほしいのは、だれかからの賞賛ではない。友達や通りすぎるの人の心に何かひっかかるものだ。何を残していくものだ。今の政治と向き合うきっかけとなるものだ。

私が何を言ってるのか、気になるだけでいい。政治という単語でいい、安保、安倍政権、なんでもいい。それを別の場所で聞いたとき、いままで聞き逃すような事柄だったことに次から気がいくようになってくれたら、私はいま人の前に立って話してよかったとほんきで思える。

君は世界が違うと言った。
しかし世界が違うことはなかった。
君が思う私の世界が上にあろうと下にあろうと、裏であろうと表であろうと、次元が違うと思おうと、私はここで生きているし、君も一緒に生きている。私はこの社会をよくしたい。だから今日も発信する。だから今日も話す。
誰かの言葉ではなく、私は私の言葉で。
誰かのためではなく、自分のために。
この国をあきらめないために。
そして君に届くように。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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