久しぶりのビッグイシュー

新年早々、芸能人の話題で日本中が持ちきりだ。
ベッキーの不倫とか、SMAPのメンバーが・・・・。

いったい、この国はどうなっているんだと思う。

ベッキーが何をしようが、SMAPがどうなろうが
大したことではない。

いまの日本はそれどころではない。
ざっと思いついただけでも
増税、TPP、原発、沖縄、憲法改正、
不況、雇用崩壊（派遣法改悪）・・・・

我々が注目すべきは
沖縄＞ベッキーに決まっているではないか。
原発＞SMAP。当然ではないか。

ベッキーとゲス男の不倫を報じた週刊文春が
ものすごく売れたらしい。
こいつらが不倫しようが、それによって不幸になろうが
別にどうでもいいと思うのだが、どうなんだろう？


昼飯を食べるために
大阪市役所の地下に行った。
文字通り、橋下のお膝元である。
2つある食堂のうち、一つは民間企業に変わっていた。

自分はもちろん、市営の食堂でお昼をすませ
淀屋橋駅へ向かうと、
40代の男性がビッグイシューを売っていた。

声をかけて、少し話をした。
彼はホームレスではなく、シェアハウスに住んでいるので
ホームレスではない。
ビッグイシュー以外に本業があるが
そちらの仕事がなくなると、住居もどうなるかわからない。
などなど。

久し振りにビッグイシューを
バックナンバーとあわせて2冊買った。

ダライラマやローマ法王のインタビュー。
浜矩子のコラム「悲しや、子供の貧困率16.3％」
（雨宮処凛のコラムが終了して、浜矩子のコラムに
なったのだろうか）
そのほか、「TPPがもたらす投資家主権の社会」
など、見逃せない話題がたくさんある。

TPPの問題点を、新聞や週刊誌はほとんど取り上げないが
ビッグイシューは普通に取り上げている。
それだけでも、まともな媒体だと思うのだ。

全体にソフトな仕上がりで、
もっと、核心を突くような鋭さが欲しい気もするが
社会問題、貧困問題を考えるきっかけとしては、悪くない。

週刊文春を読む人も、たまにはビッグイシューを
読んでもらいたい。