mixiユーザー(id:271631)

2015年12月18日00:57

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死ぬまで考える事になる

提供する側の親は、本当に無理をせずに。
昨今、脳死の時点で臓器提供の選択肢が存在する事から、提供してもしなくても一生考え続ける事になる。
自分の事ではないからね。

ただ、提供する時は、動かせている心臓を停止させる事になるので、それを今まで全く向き合ったり考えて来なかった人がたった一月かそこらで考えをまとめられる事なんてありえない。
10歳未満の子に死なれ、どうやったら十分な時間を過ごす事が出来るのか、移植についても十分考える時間があったと、十分十分うるさく言う時点で、全く十分ではない、十分なんてあり得るわけが無い。
決められたとしても、流されただけ。
また、外野が十分十分言うのは控えな、はっきり言って下卑てる。

ぼく自身は眼を含む顔以外は提供を拒まない。
顔は、この日本では火葬する最期まで、残った者たちが見るものなので。
けれども、遺族が抵抗を持つのなら提供しなくて良いと思う。
だから、口では提供しても良いと言っているけれども、紙には書いていない。
目も顔も提供して良いと遺族が思うのならそれも構わない。
はっきり言って、死んだあとの肉体には何も望むものが無い、と言うか、望めないので。
燃やしちゃうわけだし。

紙に書き残さないのは、遺族がその抵抗から提供しないとすると、死んだ本人の遺志は提供したいのに「自分はそれをしなかった」と、その後どれだけ引きずるかわからないので。
最初は平気だったとしても数年後に再燃する可能性もある。
同じ事が起こる事もある、その時、以前は提供しなかったのに今度はするのか云々、その逆も然り、枷になる事もある。

「本人が書き残していないから、提供しません」と遺族が言いやすいのであれば、書き残さない方が良い。
遺族が提供したいのであれば、書かれていずとも提供するだろう。
遺族は提供したくないのに書き残されている時の苦悩は、移植技術が無い時は無かった苦悩。
この世界に更なる生苦を増やす事は無い。

それこそ何をおいても毎日死ぬまで考え続ける事になる。

■10歳未満児「脳死」、臓器提供へ 15歳未満10人目
(朝日新聞デジタル - 12月17日 19:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3765225
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