青春１８きっぷとＯＢ会〜前のり金曜日編

　土日に諏訪湖畔のホテルで信大ＳＦ研のＯＢ会があったので、マイミクの蒼龍のとこに泊めてもらって、金曜から長野入りして遊んできた。
　いつもなら高速バスを使うところだが、往きは上田を目指すが帰りは諏訪から出るので、往復割引がないし、だったら使用可能期間でもあるし、久しぶりに青春１８きっぷを使うか〜ということに。

　朝から暴風雨だったが、前の晩からつるしておいた「かえるまつり」のときに絶大な効果を発揮するてるてる坊主を下げておいたら、出発前にはぐんぐん晴れてきた。
　それでも警戒して予定より一時間早く出て駅に行ったのだが、総武線は各停も快速も全面運行中止。ほんとに総武線は風に弱いなあ。
　こっちも遅延ぐらいは覚悟していたが、完全に動かないとは……と、途方に暮れる。もう土曜日に行くしかないかなあ、とまで思った。
　京葉線も止まっていて、動いているのは京成線のみ。
　駅員はしきりに、そっちに振り替え輸送しています〜とか、運転再開の目処は立ってません〜とか言い張っている。
　とはいえ、こっちは「青春１８きっぷ」なのだ。京成線に乗ったら、いきなり余計な交通費を払う羽目になるではないか。まったくもう！
　そもそも、そんなことやっていて横川からのバスに間に合うのだろうか？
　不安に思いながらも京成稲毛駅まで歩いて電車に乗り、上野を目指すことにする。
　津田沼へと向かう車内で、いやな予感がしたので運行状況をチェックすると――。
　なんと、総武線は運行再開しているではないか！　なんじゃそりゃ！
　あれだけ「目処が立っていない」とか、動きそうもないことを強調しておいて、それはないだろ。
　駅がくっついている幕張本郷の前で気づいたので、四駅目で降りてＪＲに乗り換えようと走ると、ちょうど幕張本郷に上りの各停が迫っているところだった。
　それでも、駅員は京成へふり返る作業で大わらわである。
　青春１８きっぷは、自動改札ではなく、駅員にスタンプをもらわないといけないので逆向きにねじ込んでいくと（なにしろ、電車が近づいているのだ！）、いつ動くかわからないから――と、止められる。「いや、今こっちにむかってるじゃないですか！」と言うと「先が詰まっているので、当駅でしばらく停止する可能性が」「いいんです。このチケットで京成乗れないですから」と言い張って、スタンプもらってダッシュ。
　なんとか、各停に飛び乗る。
　駅で停止したりすることなく、電車は動き出した。
　まったく。
　言うこと聞いてたら、終わっていたところだ。
　結局、この電車が最速で都内までたどりつく総武線の電車となった。
　途中、快速に乗り換えるべきか迷った（乗り換え目的で降りていく人もけっこういた）が、誘惑に負けずに乗り続けて正解。
　秋葉原にたどりついて、京浜東北で赤羽へ、赤羽から湘南新宿ラインの高崎行に乗ってから確認したら、当初の予定の電車に乗っていることがわかった。
　このままダイヤ通りなら、横川からのバスにも乗れる……と、ホッとする。
　ここから先は順調だった。
　横川−軽井沢間のＪＲバスと、軽井沢−小諸−上田までのしなの鉄道は別料金だが、それでもまだ安い。悔しいのは、時間に余裕ができる後半が他社の鉄道なので途中下車ができなかったことぐらい。
　その後、上田駅で蒼龍に拾ってもらい、びんぐし湯さん館へ。
　温泉に入って夕食を食べる。
　スーパー銭湯的に食事もできて、お湯はしっかりとした温泉で、５００円とは安いなあ。
　食事は、こちらの食事処で、坂城の名物の「おしぼりうどん」と、上田のＢ級グルメの「おいだれ焼き鳥」を食べる。美味い美味い。どっちも久しぶりだ。
　蒼龍のうどんが食券がどっかへ消えて注文が通ってなくてずーっと来なかったために、おわびの枝豆をもらったりする。
　でもって、蒼龍宅へ。
　彼は前の週に四国へ旅行していたので、おみやげを色々といただく。
　ＰＳ４でゴジラのゲームのジェットジャガーを見たりしたあと、エイリアンをやった。最初のエイリアンとエイリアン２の間の時期を扱ったゲームで、リプリーの娘が母を探して、宇宙ステーションでエイリアンに襲われる……というものらしい。アドベンチャーゲームだがエイリアンから逃げたり隠れたりするのが、やたらに怖い。
　私ゃ、見てるぶんにはいいが、とても自分ではできそうにない。面白いゲームだった。
　あとは、地球防衛軍４．１を。
　洞窟の中でも呼べる、エアレイダー用のロボットが楽しい。
　……とはいえ、疲れていたので適当に早めに寝た。