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2015年12月11日07:33

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LGBT用語集 カタカナ篇

そもそもなんでLGBT用語を解説しなきゃならないかと言うと、
関わりが無ければ使うこともなければ聞くこともない言葉だからというだけでなく、
外来語が多いからだ。

外来語と言っても英語ばかりだが、それには理由がある。
アメリカ合衆国でLGBTの運動が始まって、それが日本に伝わって来ているからだ。

それまで日本で使っていた言葉には、単にそのものを指すだけでなく、
差別意識もこびり付いてしまっている。
だから、運動とともに新しく作られたり使われるようになったりした言葉や、
日本ではなじみの無い言葉だから差別意識が伴わないような言葉が
使われるようになっている。



古い言葉に差別がしみ付くと、新しい言葉に変えていく、
というのは日本がやってきた姑息な方法だ。
せいぜいこの100年のことではあるが、様々ある。

エタ、非人をやめて、部落と呼ぶようになり、いつか部落という言葉も
差別用語になった。
めくらはダメで目の不自由な方、不自由もいけないということになって視覚障害者、
害の字の意味がいけないと言って視覚障がい者。これではキリが無い。
つんぼ、ちんば、いざり、身体障害者を指す言葉は様々有ったが、
今はこういった言葉を知らない人も多い。
古い言葉を聞いても差別を感じない世代が出てきているということだ。
では差別が無くなったかと言うとそうでもない。
それでも、差別意識を持って言葉を使うことをやめる、ということも
無意味ではないように思う。
言葉のことでもいいから、問題になって、その都度議論を重ねることで、
少しずつ社会は変化していくのだろう。
きれいごとっぽいが、実感なのだ。



今まで紹介してきたカタカナを並べてみよう。
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー。
トランスセクシュアル、Aセクシュアル、トランスヴェスタイト、クロスドレッサー、クィア、
インターセクシュアル、カムアウト、クローゼット、ストレート、アライ。

アルファベットの頭文字も、やはり合衆国からの輸入語だ。
LGBT、FTM、MTF、FTX、MTX。

これじゃあワケがわからないが、では日本語では何と呼んでいただろう。

つづく
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