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2015年11月23日20:35

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FBIおとり捜査官が感化されやすい若者に働きかけ、自分では思いつきもしなかったテロ行為を実行に移させて罠にかける例があるとの批判

FBIの覆面捜査官が
過激思想の傾倒が疑われる「容疑者」を信じ込ませるために
「容疑者」をあれやこれやと手助けし、
当人だけの力では思いつくことすらできなかったテロを計画させ、
実行に移させた(と疑われる)例があるという。

ただの「ちょっと危ないお兄さん(お姉さん)」を
本物のテロリストにまで育て上げておいて逮捕する、というのは、
無実の若者を凶悪犯に仕立て上げて処罰し、
一生を台無しにする恐るべき非人道的行為である。

これじゃ「おとり」どころか「生簀」か「畜舎」である。
「豚は太らせて食え」ってなもんだ。
                                                       
                                                        
これ自体なかなかぞっとしない話ではあるけれども、
もし、何らかの理由で覆面捜査官が途中で担当を離れてしまい、
覆面捜査官が高度なテロリストに「育て」ていた容疑者が
突然フリーになったら、
いったいどういうことになるのか?

アメリカはもともと社会の流動性が高いし、
家庭の事情やら何やらで仕事を続けられなくなることもあるから、
十分起こりうる話だと思う。

まあ、こういう事態をあらかじめ考えて
対策ぐらい用意してあるだろうと思いたいのだが……。


しかも、これは単にFBIだけ、
アメリカ国内のテロリストだけの話だろうか?

テロの大ボスとされている
イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」そのものが
こんなふうに生み出され、
成長させられたのではないか?

どうもそんな気がしてならない。


FBやらYouTubeやらを活用する
ISの映像技術の高さは
世界の話題になり始めた当初から折り紙つきだった。

この点は、せいぜいビデオ映像しか使えなかったアルカイーダとは
雲泥の差だった。

「ハリウッド映画みたい」と評された
高い映像技術とネットへの発信力。

それこそが、
世界のイスラム圏のルサンチマンを抱えた若者を惹きつけ、
過激主義に「開眼」させて、
ISに馳せ参じて戦闘員に志願せしめた原動力である。

それなくしてISの急成長はなかった。

あれはひょっとしたら、
シリアのアサド政権を倒す目的で、
もともとアルカイーダ系の弱小組織だったISを育てるために
アメリカかイスラエルあたりの
軍か政府当局の誰かが教え込んだんじゃないの?

ところがその組織が
あまりにも強大かつ過激になって、
アメリカのコントロールを離れたうえに、
自らの「領土」と財源を保有するようになり、
イスラムの教えと称して
ヤジディ教徒やキリスト教徒を迫害・殺害・奴隷化したり、
「非イスラム的」とみなした占領地域の住民を処刑したりして
暴走し始めた。

そして手の付けられない過激テロ組織・テロ「国家」となって
現在に至る……。


以上のような話は、
前々から細々と囁かれてるけど、実際のところどうなのか。

良心的で勇気あるジャーナリストや研究者の調査研究が待たれる。





「敵の敵は味方」とばかりに
アメリカの敵対勢力の敵対勢力を育て上げた挙句、
せっかく育てた勢力が次の敵になり、飼い犬に手をかまれるという
マッチポンプはアメリカのお家芸だしな。

実はアメリカ軍需産業の雇用と市場を確保するために
一種の「国是」としてわざとやってるという話も聞く。

いくら「同盟国」だからって、
そんな危ない体質を持つ国についていこうとする
アメポチ安倍政権って一体……。
―――――――――――――

米FBIの対テロおとり捜査、行き過ぎの「わな」と批判

(AFPBB News)


【AFP=時事】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に共鳴して今年4月、米カンザス(Kansas)州の米軍基地で自爆攻撃を計画したとして、米国人ジョン・ブッカー(John Booker)容疑者(20)が逮捕された。

 この逮捕はおとり捜査によるもので、FBIの覆面捜査官が半年間にわたってブッカー容疑者を巧みに操っていたことが判明した。捜査官の行ったことの中には、「殉教」に関する動画製作を手伝ったり、爆弾製造のための材料リストを提供したり、さらに実際には不活性ではあったが爆発装置を作ったりといったことまで含まれた。

 米国領内でテロ行為への勧誘を行う人物を摘発するFBIのおとり捜査官は増えているが、時に感化されやすい若者に過剰に働き掛け、そうした若者たちが自分だけでは考えつかなかったような行動を計画させ、実行に移させる例があるとの批判が上がっている。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は、FBIは「法律を順守する国民の中からテロリストを生み出している恐れがある」と警告している。

 FBIは少なくとも1万5000人の覆面の情報提供者を雇用している。彼らは小児性愛者から麻薬、テロに至るまで幅広い捜査で活動しており、高い報酬を受け取ったり、刑事免責を受けたりしていることも多い。こうした情報提供者は、おとり捜査の対象者を信じさせるため、自ら計画を持ちかけたり、武器を提供したりといったことまで行うこともある。

 覆面捜査官が今、重点を置いているのは、シリアとイラクにまたがる地域を支配するISに共鳴する人物の特定だ。FBIのジェームズ・コメイ(James Comey)長官によれば今夏、FBIの対テロ捜査官は米国内で「何十人もの」過激派と疑われる人物を監視し、このうち「多く」の者の行動を阻止したという。

 しかし一部の捜査で覆面捜査官がわなを仕掛け、疑わしい人物に行動を促す手法を取っているようにみられることが問題視されている

 今年のサンダンス映画祭(Sundance Film Festival)で審査員特別賞を受賞したドキュメンタリー、『(T)ERROR』はFBIのおとり捜査がテーマで、対テロ潜入捜査の舞台裏を2年間にわたって記録した前例のない映画だ。


■協力者が「受刑者たちは無実」


 また議論を呼んでいるおとり捜査の一つは、「フォートディクス・ファイブ(Fort Dix Five)」事件だ。米ニュージャージー(New Jersey)州フォートディクス陸軍基地への攻撃を計画していたとして、イスラム過激派とされた容疑者数人が2007年に逮捕された。

 このグループの元いたメンバー6人のうち5人は、殺害を共謀した罪で有罪判決を受け、3人のアルバニア人兄弟を含む4人の判決は終身刑だった。

 メンバーは逮捕されるまでの1年半の間、当局の監視下に置かれていた。きっかけとなったのは、休暇中に人里離れた場所で「神は偉大なり」とアラビア語で叫びながら発砲する自分たちの動画を作成したことだった。

 FBIを批判する声は、FBIの情報提供者たちがメンバーたちに行動を促したと非難している。

 情報提供者として関わったエジプト出身のマフムード・オマル(Mahmoud Omar)氏は、アルバニア人のデュカス兄弟の無実を主張している。オマル氏は6月、調査報道サイト「ジ・インターセプト(The Intercept)」に対し「デュカス兄弟がなぜ刑務所にいるのか、今も分からない」と話した。

 FBIでは覆面の情報提供者を使うことによって、詐欺やプライバシーの侵害が生じる恐れや、信頼性や動機に問題のある人物が捜査に関わる可能性があることを認識している。しかし、情報提供者の利用は「合法で、多くの場合、不可欠なもの」だと裁判所も認めていると主張している。

 専門家によれば、米国で過激思想への傾倒が疑われるのは、自尊心が低く、インターネット上で自己の存在理由を探している若者に多いという。

【翻訳編集】AFPBB News

(アンダーライン引用者)

http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e7%b1%b3fbi%e3%81%ae%e5%af%be%e3%83%86%e3%83%ad%e3%81%8a%e3%81%a8%e3%82%8a%e6%8d%9c%e6%9f%bb%e3%80%81%e8%a1%8c%e3%81%8d%e9%81%8e%e3%81%8e%e3%81%ae%e3%80%8c%e3%82%8f%e3%81%aa%e3%80%8d%e3%81%a8%e6%89%b9%e5%88%a4/ar-BBnkvyw#page=2
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