どうも分からないプレミヤ１２の開催意義！

■ どうも分からないプレミヤ１２の開催意義！

アメリカのメジャーリーグ（MLB）が開催するWBCも、春先開催で自国リーグが終了して、体を休めていた選手の始動が早過ぎて、各国リーグでの選手の不調が起こったりしています。

国内リーグがやっと終了して周期トレーニングが終わってオフシーズン、体を手入れしたり休めたりする時期に、国の威信をかけてマジで戦っていう事を強いるのはどうかと思う。

MLB （大リーグ）はワールドシリーズを終えて、プレミア12には選手を参加させていない。MLBの各チームの考え方は、高額契約した選手の体を消耗する品物と考えている。ホントはWSC だって開催したくないんじゃないの。

自国リーグを開催してみたら、選手生命や年俸に関わる体の不調を起こしたり、本調子でない一流選手を集めて、世界選ぽい内容で無理をさせていないのだろうか。しかも、MLBは自分たちのリーグの優勝決定戦をワールドシリーズって呼んでいるので、なんでWSCを開催しているのかかなり疑問だ。

もしかしたら、各国代表を集めてMLB のチームのスカウティングの材料にしているのではないだろうか。それに、世界一決定戦とうたえば、WSCもプレミア12も、参加国や野球を好きな国が放映権を買ってくれたり、日本や台湾みたいに開催権を買ってくれたりする。

さらに、広告代理店は世界一を目玉にスポンサーを獲得するだろうし、けっこうなビジネスにもなります。でもね、もっとも大変なのは各国のリーグチャンピオンを決めるシーズンが終了して、疲労が蓄積している体へむち打って、何とかコンディションを整えてナショナルチームに参加している有力選手達です。

世界一の権威とか意味とかを考えると、WBCやプレミヤ１２や、２０２０年の東京オリンピックの野球開催など、重要な国際試合はあるけど、そういう試合の開催は権威や意味のあるものになって欲しい。

でも事実上MLBは誰もが認めるベースボールの最高のリーグだし、日本人のトッププレイヤーもそこを目指す事でも分かる。日本人には高校野球の選手、大学野球の選手、社会人野球の選手、並列して独立リーグ、そしてプロ野球の支配下練習生、契約支配下選手というヒエラルキーが存在します。その上に、マイナーリーグやメジャーリーグがあるわけです。

日本人はまじめだから、世界一の称号が付くとマジで張り切ってしまうけど、アメリカはそんなに思っていないんじゃないの。だって、MLB の年間王者を決めるゲームがワールドチャンピオンシップだよ。それ以外のどんなイベントで優勝しても世界一だとは思っていないよな〜。

２０１５年のシーズンが伸びることで、オフシーズンの体を休める時間が短縮されて、大変な事にならないといいけど。