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2015年11月14日03:21

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小説の映画化、いろいろだ

写真は順に
*西加奈子「きいろいゾウ」小学館文庫表紙
*映画「きいろいゾウ」ネット検索画像より
*映画「ツナグ」ネット検索画像より

小説「きいろいゾウ」は小説家のムコさんこと武辜歩と妻のツマ(妻利愛子)の愛の物語。
西加奈子さんはいつも登場人物におかしなネーミングをする小説家だ。
ツマには不思議な力があり、動植物と会話できたり、幽霊が見えたりする。
子供の頃から黄色いゾウが出てくる夢を見る彼女には心臓疾患がある。
ムコさんには忘れられない恋人がおり、この元恋人の夫から手紙が来たことで、仲良し夫婦ムコとツマの気持ちがはぐれていく。
若い夫婦に訪れた試練が、二人を更に深く結びつけることになる愛の物語。
夢の中で月の使者である黄色いゾウが地上に戻って行ったように、ムコさんとの幸せな生活が戻ってきた時、ツマはもう動植物の言葉を聞くことはなかった。

映画化された「きいろいゾウ」は、ムコさんを向井理が演じたが、演技の前に男前過ぎてわたしはダメだった。
一方、ツマ役の宮崎あおいは素晴らしいキャスティングだと思っただけに、なんだか自分的には残念な気が。
中々ファンタジーな仕上がりだったが、小説の完成度には及ばないかな。
本で感動して、映画で「う〜ん…」な典型か。
ムコさん役は絶対にブサメン押しだよ〜あせあせ(飛び散る汗)

ツナグは辻村深月の小説を映画化。
こちらは両方とも素晴らしい。
キャスティングだ、大事なのはキャスティングなのさ。
男前出せばいいってもんじゃないのよ。
いやまぁ松坂桃李くんも男前だけどね、この映画では全然気にならなかった。
小説でもカッコイイ系の男子高校生役だったってのもあるけど。
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