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2015年09月20日02:32

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ヘッド小物がサビていてフォークが抜けない!

■ 今日はフィッティングとライディングテクニック教室!

新しく参加しているライダーのポジションの調整は課題がいっぱいあって時間がかかります。午前中いっぱいかかって調整しました。その中に自分で組んでいるというカーボンバイクに問題発覚。

ヘッド小物が汗のサビで、下側のベアリングが多分、赤いわし状態で、ゴロゴロを通り越してガタガタいいながらやっと動いています。それならシールドベアリング交換で解消できます。

ところが、とりあえず分解してグリスでも入れるか、上下のベアリングを入れ替えて、より負担がかかる下側に、上のまだかろうじて廻っているシールドベアリングと入れ替えようと思いました。

それにはステムを外して、ヘッド小物を分解して、フロントフォークを抜く作業が必要です。ところが、上のトールキャップまで分解してみてびっくり。そこら中白サビだらけなのです。

ヘッド小物は、下側は前輪の跳ね上げた水でグリスを洗い流されてしまったり、水が浸入しやすい場所で、上は汗が侵入してサビが発生しやすい場所です。ヘッド小物のベアリングは1年か2年に1回交換します。

グリスアップは、雨の中を走ったらステムやヘッド小物を分解しておこない。雨の中を走らなくても、汗を上からかぶるわけですから、3ヶ月とか半年に一回はグリスを塗り直しましょう。

今回の錆び付きの原因は汗だと思います。カーボンコラムにと押されたヘッド小物のテーパー状のガタ防止のスペーサーはアルミ合金製です。カーボンとアルミは電位差があって、直接触れているとイオン交換して電食という腐食が起こります。それを防ぐにはグリスを塗るしか無いです。

完全に固着しています。これは不味いと思い、フロントフォークを抜こうとしましたが、まったく下へ抜けません。ヘッド小物はガタピシいっているし、カーボン製のフォークコラムに板をあてて打ち下ろしましたが抜けないのです。

なんと、カーボンフォークコラムに通されている、切り欠きの付いているアルミ製のテーパーワッシャーが、カーボンコラムと電食を起こして、完全に一体化していたのです。

叩いても、ドライバーの先で切り欠きを広げても、ぴったり錆び付いてしまっていて動きません。しばらく考えて、工具箱の中の工具で、平たがねを作って明日の朝から叩いて取り外す作業をするつもりです。

だから、ステムにぴったりのコラムスペーサーをセットして、上からプレッシャープラグで押しても、ヘッド小物は圧力がかからず、ガタが出ている状態で、走っていればブレーキをかけるたびにフロントフォークが前後へゴトゴト揺れる状態になっています。

しかも、そのプレッシャープラグの引き上げ棒もアルミ合金製で、ウスを引き上げる先端のねじ山がつぶれていました。力任せに締めてなめてしまったものと思われます。これもヘッド小物の回転部分の調整には相当まずいです。

アンカーの拡張ウスを強く引き過ぎると、カーボンコラムの中でアンカー小物が広がり過ぎて、割ってしまいます。ねじ山の損傷はオーバートルクで作業したためで、非常に危険です。

もしこれからも自分で組み立て調整作業するなら、パーツを扱う知識やテクニックをアップデートするか、できれば整備作業はプロに任せた方がいいと思います。

午後のライドは野尻湖周辺でライディングテクニックの教室をやりました。上り坂のつづら折れで、ペダリング、シッティング、ダンシング、コーナーリングテクニック、ダウンヒルの視線の運び方などをやっているうちに夕方になってしまいました。

帰りはトウモロコシ屋さんへ寄って、トウモロコシとブドウを食べて宿へ帰りました。帰り着くと、夕飯はすき焼きでした。お肉美味しかったです。夕飯前にはメカトラブルは解消できませんでした。明日の朝再びチャレンジしてダメだったらどうしよう。
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