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2015年09月13日15:34

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ヘンデル 「快活の人、沈思の人、温和の人」

歩き過ぎなのか、かかとがめちゃくちゃ痛い。
特に立ったときや、歩き始めが痛い。。

これはたぶん、足底腱膜炎だと思う。
以前にやったことがあるが、結構、時間がかかるのだ。

かかとが痛いのは立ったり、歩いたりしている時だけである。。
座ったり、寝てたりしていれば、痛みはない。

病院に行かなくてはならないが、土日は静かにするよりない。

こういう時は、落ち着いて音楽を聴くに限る。

ヘンデル オラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人」
ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツほか
(エラート 2枚組)

ヘンデルは、自分にとって、かなり遠い存在である。
メサイア以外の大作は、ほとんど聴いたことがない。

この曲も、ガーディナーのLPが、録音がいいので
レコ芸かステレオサウンドでオーディオチェックに使われたのを
記憶しているというくらいだ。

第3部のデュエットが有名らしいが、もちろん知らなかった。

この曲は、3つの部分からなるオラトリオで

第1部:「快活の人」(テノール)中心のレチタティーヴォ、アリア、合唱
第2部:「沈思の人」(ソプラノ)中心のレチタティーヴォ、アリア、合唱
第3部:「温和の人」(バス)中心のレチタティーヴォ、アリア、合唱

おおざっぱに言うとこんな感じの曲。
「ハレルヤ」みたいなキャッチーな曲はないが
第1部「Haste thee, nymph,・・・」での笑い声(テノール、合唱)
「Or let the merry bells ring round」での鉄琴の響き、
第2部「These delights if thou canst give」で
2本のトランペットにティンパニが同じリズムでからむところなど
メサイアに勝るとも劣らない愉悦感があって退屈することがない。

「沈思の人」がいるせいもあって、短調の曲も多く、
特に第2部ラスト、第3部ラストの合唱曲は
対位法的に、凝ったところを見せていて聴きごたえがある。

ガーディナーの指揮は、相変わらずクールなものだが
変な誇張はないので、初めて聴くのに悪くはないと思う。

ただ、有名な第3部のデュエット「As steals the morn upon the night」は
もう少し情感が欲しい。

変なタイトルのせいで、マイナー曲に甘んじている感があるが
これは渋い名曲だ。
クラシック音楽ファンはいちどは聴くべき作品だと思う。

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