■ カンパニョーロの完組みホイールのフリーボディ交換
誇り高いカンパニョーロが、シマノのコンポーネントユーザーにも完組みホイールを使ってもらおうという製品作りをしています。完組みホイールを買うときにカンパニョーロ用ですか?、シマノ用ですか?、と出荷時のモデル選びができます。
シマノユーザーのために、ブレーキパッドもカーボンリム用の赤いペイントのブレーキパッドが、シマノフリーボディモデルには、シマノのシューホルダー用がセットされます。かなり本気でホイールのシェア獲得を考えています。
カンパニョーロの古いホイールも、新しいホイールもカンパニョーロのフリーボディと、シマノのフリーボディが用意され、カンパニョーロの完組みホイールは、フリーボディの交換で、カンパニョーロとシマノのコンポーネントへの対応ができます。
フリーボディの種類はカンパニョーロの9・10・11段対応フリーボディ、これはアルミ合金製です。シマノの8・9・10段対応フリーボディ、これはスチール製。さらに、シマノの9・10・11段対応フリーボディ、これはスチール製です。
さらに、登場したのがシマノの9・10・11段対応のフリーボディで、軽量化を目指してアルミボディとなっています。ところが、このアルミボディのシマノ11段対応モデルは、スチールボディより軽いのですが、互換性に問題があります。
アルミボディにしたために、強度を確保するためにフリーボディの肉厚が厚くなり、旧モデルのカンパニョーロの完組みホイールのアルミ合金製の中空シャフトにセットできません。
リヤハブのアルミ合金製の中空シャフトのフリー側が三角の断面になっているモデルにだけ取り付けることができます。旧型の完組みホイールにシマノの11段フリーボディを取り付ける場合は、スチール製のモデルを選ぶ必要があります。
要するにシマノが11スピード対応のコンポーネントになって買い替えたとき、完組みホイールを買い替えなければいけなかったのはシマノの8・9・10段対応ホイールのユーザーだけで。マヴィックはスペーサーの取り外しだけ、カンパニョーロユーザーは約1万円のフリーボディの交換だけですみました。
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