知人の方が脊髄梗塞で入院したことを知った。
その人は、失業し、大阪で仕事が見つからなかったので
福島で除染作業をやっていたらしい。
その後、大阪に戻り、仕事も決まって
人生をやり直そうという矢先での入院である。
その人によると、脊椎梗塞は
福島の漁師の発病が多いそうだ。
ネットで探すと1件だけ見つかった。
浪江の漁師、福島の魚を食べ続けて脊髄梗塞で緊急入院
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/72f90abdfee80dbe346763e81927a60e
ただし、これは口コミでニュースではない。
脊椎梗塞をwikipediaで調べてみたが、とうぜん恐ろしい病気である。
こんなニュースが、福島から一歩出ると伝わらないというのは
おかしな話だ。
その一方で、福1の汚染水を浄化して海に捨てるというニュースが報道された。
福島第1原発「サブドレン」運用始まる 汚染水くみ上げで半分に
東京電力は3日、福島第1原発の建屋周辺の井戸から、地下水をくみ上げる
「サブドレン」の運用を始めた。
くみ上げた水は装置で浄化後、いったんタンクに貯蔵し、放射性物質濃度の測定で
問題がなければ海洋へ放出する。
サブドレンの運用で、新たに生じる汚染水は半分になるとみられる。
http://www.sankei.com/affairs/news/150903/afr1509030009-n1.html
浄化っていったいなんだろう?
セシウム、ストロンチウム、トリチウムは
浄化できないはずだし、
海に捨てると、希釈せず沈殿すれば放射能汚染は避けられない。
浄化もへったくれもないのだ。
最後の「新たに生じる汚染水は半分になるとみられる」というのも
はっきりしない書き方だ。
福1で発生する汚染水は一日300トン。半分でも150トン。
とうぜん毎日のことだ。汚染水は土日も休まないのだ。
汚染水を海に垂れ流すということで、われわれはどうしても
「魚が汚染される」と考える。
しかし、魚だけでなく、福島の漁師のことも
考えなければいけないのではないだろうか。
本当に、この人たち、大丈夫なんだろうかと思う。
そして、マスコミは、福島の現状をもっと報道して欲しい。
毎日、汚染水が300トンも出ているのだ。隠蔽なんてできるわけがない。
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