あ、私、英語、そんなに強くないです。 調べないと、わからないことが多い。
いま企画中のブルーズの歌詞本に、お酒関係の曲が少ないから、そんじゃあ１曲、トミー・マクレナンの「Bottle It Up and Go」を入れようと思った。
これ、かなりの有名曲。
ジャグ・バンドがルーツで、サニーボーイ�気眇瓩�こんでるけど、マクレナンのが決定版になった。 その後は、レッドベリーも、ジョン・リーも、ライトニンも、ほかのだれかれも、みんなそれをベースにして歌ってる。
'Bottle It Up And Go' TOMMY McCLENNAN (1939) Delta Blues Guitar Legend：
https://www.youtube.com/watch?v=9XyNnJNCbV8
この曲、「一壜、ぐーっと飲み干して、さあお神輿を上げようぜ （=出かけようぜ）」というココロの歌だと、勝手に思ってた。
ところがどっこい、ぜんぜん違った。
米俗語の「bottle up 」って、（感情を） 抑えるとか、押し殺すとかいうことなんだって。
マクレナンって、ミシシッピ・デルタ地域での演奏活動が長くて、そのあとシカゴに出てきた。
北部の都会暮らしに慣れたビッグ・ビル・ブルーンジーとかから、「南部風のやり方を直さないと、客に嫌われるぞ」といわれても、「おれは、このままでいいんだ」と頑固だった。
そのため、あるとき、怒った客が叩き壊したギターを首にかけられ、ライヴスポットの窓から放り出されたという。
そのときのことを、マクレナンは、「自分が、文字通り、'bottle it up and go'させられてしまったよ」と回顧していたという。
あああ、ニュアンスが微妙で、訳しにくいスラングだなあ。
選曲を間違えたかも。
下は、ビッグ・ジョン・グリアーのロックンロール・ヴァージョン。 歌詞は、マクレナンにかなり忠実。 ちなみに、ギターは、ミッキー・ベイカーです。
Big John Greer - Bottle It Up And Go：
https://www.youtube.com/watch?v=WW327z8_zuQ
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