昨日CINEMA AMIGOという逗子海岸の近くの小さな映画館に封切られたばかりの「野火」を見に行きました。
この映画に興味を持ったのは、第二次大戦中の日本兵の極限状況を描いたいうシナリオと、資金が無いので、ほとんど持ち出しでこの映画を作ったという監督の心意気に感心したから。資金不足のせいか(?)主演も塚本監督です。
初めてこの映画館に行ったのですが、高級ログハウスを改築したような20人くらいしか入れない小さな映画館でした。
塚本晋也監督の舞台挨拶がありました。私は前列中央のいちばん良い席を確保できたので、何と塚本監督を2M位の至近距離で見ることができました。(写真はパンフレットにサインをする塚本監督)
映画の出来は、60点。
ホラー映画出身の監督のせいか、人形を使った残酷なシーンがちょっとわざとらしく鼻についたのと、ストーリーがちょっと難解でした。映画で説明不足(表現力不足?)のせいか、撮影会終了後、質問して監督が自ら説明してくれて、やっと真意を理解できた部分もありました。
残酷なシーンを人形や血を使って残酷に描くと却ってリアリティがなくなることもあると思いました。
ちなみに私の好きな戦争映画はスタンリーキューブリックの「フルメタルジャケット」です。
確か血が飛び散るシーンはありませんが、だんだんと心理的に戦争が怖くなってきます。
撮影会終了後、パンフレットにサインしてもらいました。首都圏に住んでいないとなかなかこんな経験はできないと思いました。
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