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2015年08月16日10:38

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『黒い龍に乗った賢者は、時を放つ。放たれた時に、人々が微笑む。』

老子の「わかってなさ」は、
異常だと思う。

普通あそこまで踏み込めない。

居心地悪すぎるはずが、
とうの昔に、それになってる。



普通、世界を
知覚するために

人は、安定させた視点を
立脚させる


だからこそ、
論理は確固たるものだし
画期的だし

不動になる



けれど、それは、

強烈に立脚しているからだ




老子は、

オカルトも

真面目な真理も

社会情勢も


全て、おそらく
全く同じ話に見てる



見ようとしてない


完全に同じ話に




善い悪いじゃなしに


存在は、その世界で
通常、立脚する



それがその人の
肩書きだったり


主張だったり、

論点だったりする



それはそれで
世界を遊ぶ衣装として

楽しめるはずだけど



老子のわかってなさ
は、常軌を逸してる


通常、わかってるってこと
つまり、スピリチュアルな
アイデンティティー

なんかを装って、
色々しゃべる



それは、服なんだと
思ってみたら面白くて



専門家も、

その視点を立脚している


立脚しなければ、


論理はないかもしれない


空中崩壊で



わからない





だけど、
この老人は、


「わかってない」

を極めているようにさえ見えて



世界の宝を掴んでいる



老子は、愛の話も


積み木と全く同じ話と思っている



これは、常軌を逸してる




彼は、論点すら

立脚させない


全てを掴んでは
話せる



なにも知らない


という態度さえ


平等に
それになれる





論理すら、せせら笑う




彼は、

論理を話すように


感情的に詳しく話すし



それを、全くのオカルトとしても

扱えて



これは、


論点がおかしい




彼の視点は、

どこにあるのか?


論理は、

主張は、


どこにあるのか?




あらゆる場所に

文字通り、

あらゆる場所に





立脚した視点は、


わかっている様を主張するの
かもしれない




老人は、狂気の世界にいる



あなたは、だあれと聴けば


彼は、笑いだすだろう



それだけだ



ヒントも示してくれない




彼はジグザグに進み、

全く規則性がない



自然のようだ




それかと思えば、


彼は、ぼくらに合わせて


ぼくらの主張を正しいという


それが、世界の誰であれだ




老子の「わかってなさ」


は、常軌を逸してる




そうだからこそ


彼は、世界の宝を持っている



宝を見せびらかす者は

始まりすら、踏んでないのかも

しれない



老子は、全ての論理を捨て

せせら笑い


同時に、全ての論理を支持し

熱狂する



誰とも、差がなく

馴染んでいる

誰とも、差がある

馴染んでない




頭の理解すら
置き去りにし、


頭の理解すら、
そうだと言う


だから、彼を

誰も見つけられない




まるで彼は、


ここに文字を記さない

空白のようだ




だから、誰も読まず

きにとめず

違いすらわからず

違和感すらわからず


通り過ぎるだけだ



空気に注目しないように




そして、同時に

強烈に自分の内側にもいる



彼は、ロジックを壊す

狂気のロジックを持っている



それは、相対する

双方がもつ

もっとも正しいロジックを


両側から


同じ圧で

同時に実際にするようなものだ




だんだん、

立脚した視点は

居心地悪くなってくる




心地よい視点は、

おそらく、

立脚した存在に

そう出来るだけ


自分という枠を強化

するのかもしれない




わからない


に明け渡してみる



すぐに、それを

埋めてくれる

論理や、宗教で

存在を安らげたくなるかもしれない



知性は、満足しない
補足の説明を始めるかもしれない



あぁ、こういうことなんだ



それが、

インテリによって
ずっと行われてきたこと
かもしれない




ひとつ



はじまりから、
やり直してみる




でも、ここで話した

話もまた


立脚を助ける話なら


必要のない話なんだろう




ここまで書いて


老子のことを
何も捉えられない自分を


馬鹿みたいに思うだろう



どうやら、
ここが始まりかもしれない



自分にとっては



あなたにとっては



あなたの大切な物語が

あるんだろう



微笑んだら

そこが

チェックメイトだ



また、はじまりから
始めてみよう



宇宙は、
こうやって、

なんども
自身を体験してきたのだろうか?




いや、どうだろうか?



それでもなお、

老子のわかってなさ

わかってる様は


ミステリアスで

ここまで冒険にしてくれる



黒い龍に乗った賢者は、


時を放つ


放たれた時に

人々が微笑む



賢者との共通は、

微笑みの中に




ここから、

ダンスを踊ろう


意識のダンスを
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