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2015年06月29日20:48

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大和川のバス釣りと、南大阪の歴史めぐり

 少し自転車を走らせて、大和川にバス釣りに行ってみる。
 淀川に比べても水質が悪いようだが、鯉の爆弾釣りの竿を並べている人が結構いる。
 以前に雑誌で読んだことのある、河内橋あたりのポイントに行ってみるが、既に鯉釣りの人がいるので、やや下流のほうでスピナーベイトなどを試してみるものの、ヒットなし。
 ここらは地元の鯉釣りの人が多く、ルアーでバスを狙うには早い時間から来る必要がありそうだ。

 早めに釣りは切り上げ、せっかくここまで来たので、大和川を越え、藤井寺、羽曳野市の古墳群を回ってみることにする。
 
 現在の藤井寺市、羽曳野市にまたがる東西約4km、南北約4kmの範囲には、数多くの古墳が集中して存在する場所があり、この古墳の集まりが古市古墳群と呼ばれ、なかでも全国第2位の大きさの応神天皇陵が良く知られている。
 他にも、日本武尊白鳥陵のほとりの、わが国最古の国道・竹内街道など、様々な歴史遺産があり、これらを少しばかり時間をかけて回ってみる。
 なぜ大昔、この地に古墳が多く作られたのか?本当の埋葬者は誰か?などと、やや歴史ロマンに浸ってみるもの良いものか…。

 南大阪のこの辺りまで来たのなら…というわけで、さらに南へ向かい、以前から気になっていた、近鉄電車に乗った時、大阪から奈良へ向かう途中、車窓から南のはるか彼方に見えるものを目指してみることにする。
 それが何かと言うと、富田林市にあるPLの塔。
 正式名称は超宗派万国戦争犠牲者慰霊大平和祈念塔で、PL教団が1970年に建立したもの。

 「人種、民族、国境を超え、宗教的信条を超え、あらゆる戦争犠牲者の霊を祀る」ことを目的として建てられたもので、同時に「人生は芸術である」という教団の理念を具現化した彫刻の塔でもあるそうだ。

 以前は周辺にPLランドがあり、頂上まで一般公開されていたそうだが、現在は2階の神殿までが一般公開されている。
 今は隣にゴルフ場があるが、それ以外は特にこれと言った施設は無く、入り口近くに以前の遊園地の名残か、シアターのようなものがある。
 ただ、ここも休眠施設のようで、軽い休憩所のような感じ。
 ここでひと休みし、入り口に行ってみる。
 入り口に守衛がいるが、思ったよりも愛想が良く「どうぞいってらっしゃい」とすぐに中に入れてくれた。
 近くまで行くと、ガウディの彫刻を思わせるような建物で、結構圧倒される感じ。
 入口から入ると1階はホールのような感じで、受付では土産物も売っている。
 2階の神殿では「どうぞ自由な形式で参拝ください」と表示され、せっかくなので神殿で一礼し、1階で記念スタンプも押させてもらう。

 ちょっとした南大阪の歴史めぐりと、念願だった幻の現実化(?)も果たし、少し疲れたものの、気分よく帰路につくこととなった。

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