「100年先を見据え、新しい大阪政府を作り上げるのは皆さんです。一歩踏み出してほしい」
「府知事と市長をやったのは大阪の歴史で僕だけ。双方の問題点を把握しているのも僕だけだ。大阪が変わるラストチャンス」
上記は、誰にでもわかりやすいように橋下さんの言い続けていた事のふたつだ。
ぼくは大阪府にも市にも住んでいないので、投票には直接的に関係ない。
けれども、企業内でやっている事がとても似ていて、少なくともこの1年はじっと見つめていた。
散々内容を見聞きし、ぼく自身が大阪市民であれば賛成に入れている。
問題が浮き彫りになっているのに、問題と認識されず誰も何も手を着けようとしない停滞している状態に陥っている。
組織として最悪だ。
今すぐ変える必要がある。
もちろん、この見解が間違っている事もあるだろうし、当然投票の結果は反対過半数だ。
けれども、橋下さんの計画や分析が間違っているのではない、とぼくは見ている。
今回反対が過半数を得た要因は、上記の記事「」2点の内に現れているのだとぼくは見ている。
橋下さんは上記記事の後者のみを言い続ければ良かった。
前者を言っている姿を何度も動画や記事で見たけれども、確かに事実なのだけれども。
「100年先を見据え『ぼくが新しい大阪政府を作り上げるために皆さんの力を貸してください』そのために一歩踏み出してほしい。そこで起きた事の責任はぼくが負います」
こう言えば良かったんだ。
橋下さんが造って良かったんだ。
今までみんなでやってきて駄目だったのに、またみんなでやってと言われても、不安で不安で、反対するに決まっている。
橋下さんがみんなに協力してもらってやれば良いんだ。
この言葉からみんなが得る印象は「またみんなでやって駄目になった時に、変えると投票したのはみんなだ、橋下さんはそう言うだろう」だ。
「間違っていると思うなら、嫌なら賛成に投票しなければ良い」と言う物言いも散々していたけれど、それも、本当に橋下さんが都構想を実現したかったなら間違いだ。
「都構想が間違っていると今は思えても、新しい事をやる事に酷く抵抗を感じても、私が必ず良くして見せるから、投票してくれ」と言わなければならない。
全部自分の所為にしないと民衆や大衆は動かない。
つまり、全部自分の所為にすれば、民衆や大衆は動いてくれる、と言う事。
これで大衆が動いてくれたなら、失敗しても成功しても、一部、もしくは大部分の評価はカリスマと評するのだろうな。
否決に終わったけれども、これは大阪の歴史になるね。
それにしても、都構想も橋下さんも、もっと見ていたかった、残念。
大阪市存続 橋下氏の進退焦点
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3420968
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