この百年くらいで日本人は随分不安に陥りやすく、また、か細い神経になったのだろうと思う。
もともとは、貯金どころか、今日の飯が食えるかどうかもわからない、病気になればばたばたと死んで、そこら中でしょっちゅう起きる戦や一揆ではやはり皆が殺し合いで死に、子供だって産んでも育つかどうかもわからない、保険や年金もなく、休日だって無く、それが普通だったと言う。
それでも、朗らかで、おおらかな国が日本だった、と読み知っている。
で、だ。
今、幾ら貯金があっても、保険や年金があっても、短命で生涯を終える人は終え、それを恐れ苦悩している人はしていて、どれだけ長生きしていても、毎日が不安で不安でいつでも人に猜疑心を持ち、死ぬ瞬間まで恐怖と苦痛に満ち満ちて、更にはたったひとりで死んでいく。
それでも、朗らかで、おおらかな人は、今も居るだろう。
■貯金っていくらあればいいの? 正しい考え方を知ろう!
(ノーツマルシェ - 05月07日 16:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=161&from=diary&id=3405433
どうしても、みんながそうなれる事はないんだろうかなあ。
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