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2015年05月03日10:42

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フルヴェン/バイロイト第9の盤起こし

ピアノのミニコンサートが無事終了したので
念願のCD鑑賞の真っ最中である。

フルトヴェングラーの、いわゆる
「バイロイトの第9」が好きで、EMI盤や初期盤LP起こしを
何枚か持っている。

LP起こしの場合、アナログプレーヤーシステムによって
音がぜんぜん違う。
バイロイト初期盤中、もっとも評判の良い
英盤LP(ALP 1286/7)からのLP起こしも、数点あるが、音質が違うのだ。

Mythos:迫力満点だが、硬い音でやや抵抗が有る。
(現行CDはイタリア盤起こしだが、CD-Rでは英盤と伊盤が出ていた)

デルタ:驚くほどクリアーな音だが、初期盤ならではの力強さはイマイチ。
(オーディオテクニカのカートリッジっぽい音)

グランドスラム:クセのない自然な音質だが、MMカートリッジ(M44-7)
のせいか、シャープさに欠ける。

厄介なのは、3枚とも捨てがたいこと。
どれか1枚選ぶのも非常に難しい。
迫力重視ならMythosだが、現行CDは英盤ではないし。


バイロイト第9のLP起こしでは、フランスの再発盤LP(FALP30048/9)
から起こした、Sundisc盤もお気に入りの1枚。(写真)
Sundiscは有名ではないが、クセのない音という意味ではベストである。

ただ、英盤のオリジナルLPだと8万円以上するらしいが
フランスのFALP30048/9なら1万円位で買える。
バイロイト第9は究極の名盤なので、買っても損はない。

バイロイトの第9は、何十年も聴き続けてきて
この曲の最高の名演だと思っているが、
他の方のブログを見ると、批判的な意見も少なくない。

トスカニーニ、セル、カラヤン、ショルティなど
より現代的な名演を評価する聴き手なら、わかる気もしなくない。

自分の場合、バイロイトの第9以外だと

ワルター/NYP(第3楽章がいい。ただしCDの音は良くない)
シャルル・ミュンシュ/日本フィル
(再発されるたびに岡村喬生がクレームをつけて廃盤になる、レア盤)

価値観の違いだろうか。


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