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2015年04月21日18:56

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映画日誌「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」

 第二次大戦中、暗号解読が重要な戦略であり、戦場以外でも戦いがあったという事実や、解読不能と言われた暗号を解読するに至った数学者たちの苦闘、といった史実。
 天才ならではの苦しみや、初めは理解してもらえなかったものの、次第に理解者が集まり共同で作業をすることで目的を達成したときの喜び、などの感動も味わえ、歴史と人間ドラマが巧みに融合されている。
 天才というものは、どこか人間的に普通とは違うもの、ということも改めて知ることになるみたいだが、今と違い、当時は同性愛そのものが犯罪とされた、といった時代背景を知るのも一つの勉強か。
 主人公が同性愛だった、ということは暗号解読には直接影響していないようだし、唯一の女性キャラクターの存在がどのように主人公の人生に影響したのか、というあたりの描写は少し曖昧なようだが、天才であるが故の、というよりはむしろ、当時は同性愛だけは、どうしても理解されなかったための悲劇的な結末。
 様々な試行錯誤と同時に、人間の愛が暗号解読のカギになったのだが、人間の愛は、なかなか理解されにくいし一番難解なもの、というのが最大のテーマかな?
★70点

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