■サルトのフレームスケルトンが気になる!
ヘッドアングル、フォークオフセット、トレイル、トップチューブ長さ、フレームサイズ(シートチューブ長さ)、ハンガー下がり、フロントセンターリヤセンター(チェーンステー長さ)などがカスタムフレーム選びや完成車選びの時に気になります。どれも重要な意味のある寸法や角度です。
カンパニョーロはEPS(電子制御メカ)を発表するときに、プロチームへ供給しているピナレロのドグマをベースに、カンパニョーロのEPSの上位モデルを組み込んでショー会場へ展示していました。
プレス向けの試乗発表会に用意されたEPSコンポーネントの組み込まれたロードバイクもピナレロでした。その心は?、EPS のリチウムイオン電池と電子制御ユニットが組み込まれたボックスがダウンチューブに設定されています。オンオフのスイッチの磁石のユニットも組み込まれていました。
そのボトルケージの下にダボが設定されて、ネジ止めされたボックスから出る、3本のエレクトリックケーブルをフレームへ内蔵する穴の位置、穴の径や形状の指示があり、ボックスを止めるダボなどの設置がフレーム側に求められました。
EPS コンポーネントの取り付け条件に沿ったフレーム形状や強度、電子制御の前後変速機の作動の現場からのフィードバック、試作や実走り実験の準備が必要だったのでしょう、プロチームへの供給などを配慮して、特定のブランドが開発パートナーとして選ばれたのです。
カンパニョーロのメーカーの保証サポートを受けるには、取り扱いセミナーを受けた、熟練したメカニックが、カンパニョーロの取り扱いマニュアルに沿って組み付けること。
推奨されたパーツの組み合わせ範囲で使用していることが保証条件とされています。自分で組み付けた時点で保証は消滅して自己責任での使用となり、通常の使用で故障しても全てのパーツ交換は有償となります。
それにEPS のエレクトリックケーブル内蔵や、新型の密封性の高いV2リチウム電池&電子制御ユニットの内蔵をできるなど、フレームがカンパニョーロの要望を満たしている公認フレームへのEPSの組み付けが条件の1つとなっています。
そんな公認フレームの中の1つのピナレロの上位モデルから、カンパニョーロの新型11段コンポーネント、そう4スパイダーアームのクランクのフルチェンジされたコンポーネントの展示モデルのブランドが変わっています。
イタリアに製造ファクトリーがあるという、カーボンフレーム製造メーカーのサルトブランドです。上位モデルは60万円越え、リーズナブルモデルで37万円です。有名ブランドへのOEM供給も行っているそうです。
日本では、まだメジャーブランドではありませんが、カンパニョーロの新製品の展示会や、ショップやプレス向けの取り扱いセミナーで見かけることになると思います。ほどほどにチューブの外径は絞り込まれていて、スマートなフレームです。
トップチューブはオーバルで、ヘッド寄りでベンドがありショック吸収性を印象させます。ダウンチューブは今時のフレームとして特別太い感じもなく、ハンガーは86のプレスフィットハンガーに、コーラスの4スパイダーアームがセットされています。
シートチューブは真円でシートポストを選べます。試乗モデルのフレームサイズは小さく、シートアングルは75度なので、最適な腰の位置を確保するために、FSAのシートセットバックがセットされています。
気になるブランドなのでホームページからフレームスケルトンやラインナップをケンタくんにプリントアウトしてもらい、じっくり検討させてもらっている最中です。スタジオに最上位モデルの試乗車も来ているので、もしかしたら終末に試乗できるかも、ケンタくん確認お願いね!。
ログインしてコメントを確認・投稿する