堀川 惠子氏の教誨師を読んだ。厚い本ではあるが、いろいろ興味深い内容にほぼ一気読み。これは久しぶりに読み応えがあった。
死刑囚の教育のための教誨師という仕事をするというのは、楽ではないのはなんとなく理解していたが、刑執行にも付き添うとは、どれほどの精神的な激務だろうか。
刑務所の中には(この本の舞台は拘置所だけど)いろいろ興味はあるが、やはりお世話にだけはなりたくないお役所である。
本の中で、連続婦女暴行殺人事件の犯人の実家の墓が、怒り狂った近所の人に暴かれて荒らされたとか、なかなかえぐい逸話もあり、重犯罪者が出ると家族も心労はつきなさそうだ。
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