ブルーズ=ワクチン説。
この音楽ジャンルと40年以上付き合ってて、昨日の昼ご飯のちょっと前まで、こんな分かりやすい説明 (つうかプロモーション) の仕方を思いつかなかった。
ボビー・ブランドが歌ってるよね。
「頭痛がするときには、頭痛薬を飲めば痛みが和らぐよ
疲れたら休めば、また元気になるよ
背中が凝って辛いとき、ちょっと揉んでもらえばそれで大丈夫
でも、胸が痛んで苦しいときは、どうしようもないよ、お手上げさ」
Bobby Blue Bland Ain't Nothing You Can Do (1964) :
https://www.youtube.com/watch?v=SsXmMRU61xA
でもでも、ブランドさんにお言葉返すようですが、あなたが歌うその歌が、とりもなおさず対ハートエイクのワクチンなのよ。
「Trouble in mind, I'm blue」とか、「Born under a bad sign」とか、「 I have had my fun, If I don't get well no more 」とか、ああいうのはぜんぶそう。
失恋だろうと、貧乏だろうと、病気だろうと、不運だろうと、虐待だろうと、とにかくつらい目に合ってもそれに耐えて生き抜く抵抗力、ていうか免疫をつけるには、ブルーズのワクチンを予防接種するのが、いちばんなの。
ああ、ワクチンどころか実物の辛い目を、ブルーズ世代の黒人の多くはたっぷり経験して、それで免疫力をつけてたってシビアな事実もあるけど。
逆にいえば、当世風のポジティヴソングって最低。
鬱 (うつ) の人を励ましちゃいかんって、知らないのかね。
ブルーズと演歌。 大人って大なり小なりつらいもんだし、それに、そのうち老い衰えてついにはくたばるって結末は変えようがないんだから、そういう定めをしのげるように、今のうちにしっかり、ワクチンを接種しといてくださいませ。
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