日本人は良い(人)

「日本人は日本人だから良い(人)」

こう捉えてしまっている者と、こう捉えさせてしまった者とで、日本を根本的に、取り返しのつかない程に駄目にしている事実がある。

事実の一例として、プラットホーム歩きスマホ禁止運動を全国の電車会社がやっているのはどう言う事だ？

歩きながらスマホをやっている人間が、電車に乗り続けている間スマホをやっている人間が、どうやって妊婦に気がつく？
妊婦ではなくとも平気でぶつかってくる。
酷ければ自分がホームから落ちている。
ぶつかっておいて、自分は被害者だと言う顏をする。
謝るなんて事は決してない。
もちろんこれはスマホにも電車にも限らない。

これの何処が日本人は良いのだろう？
他国と比べて良いと言うが、何処と比べているのだろう?
そこと比べている時点で視点の高さがその国と一緒だ、と言う事に更に気がつけていない時点で、落ちに落ちている。

一言で言ってしまえば、民度は確実に下がっていて、この民度は「日本人は良いから良い」なんて言う根拠で保たれているわけではない。
戦後の日本人のひとりひとりが、日本を良くしようとがむしゃらになってやって来た結果だ。
それを維持し、より向上させるには、戦後の日本人の上を行かなければならない。
維持するだけでも、より上を行かなければならない。
同じ事をやっていてもゆっくりと下降するだけだ。
また、何もしなければ一気に落下していくのだし、今一気に落下しているのが日本人の民度だろう。

日本人は今、落ちている浮遊感に酔いしれているだけ。

まずは、落ちている事を自覚しなければならないし、それでも落ちている事は止められない。

「マタニティマーク」が危険？　どうすれば妊婦は自分の身を守れるか？
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=3205616