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2014年12月27日23:35

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東京フィルよどこへ行く

 在京各オーケストラから2015/2016シーズンの演奏会案内が届き始めた。

 昨今のインフレ傾向の中、価格据え置きのオケ、少し値上げのオケと、各オーケストラとも集客と売上のバランスをとることに腐心のあとが窺われる。

 そんな中で目を引くというか驚いたのが東京フィルハーモニー交響楽団の定期公演の価格設定だ。

 例えばS席の場合、1回券は10,000円となっている。前年つまり今シーズンのS席は7,700円だったので2,300円もの値上げである。

 他のオーケストラでは9,000円の東京交響楽団がかなりの値上率だが、それ以外は7,000円台が殆どだ。

 しかも驚くことに東京フィルでは新たにSS席が設けられた。来日オーケストラでは稀に見られるが国内オーケストラの定期公演では聞いたことがない。チケット価格は15,000円もする。

 さらに驚かされるのが、セット券で完売した場合は1回券の販売はないとしている点である。つまり聴きたい演奏会が1回あっても買えないかもしれないからセット券で買いなさいと言っているのだ。

 こんなことは他のオーケストラはどこもやらない。1回だけ聴きたい聴衆のために一定の販売枠を確保しているのが常識である。

 どのオーケストラも台所事情は火の車だ。だから大幅値上げとバルク販売が成功すれば経営は大きく改善するだろう。

 東京フィルの試みは功を奏するだろうか。そうは問屋が卸すとは思えないのだが。






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