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2014年12月22日08:11

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「Re:」した Cyborg


 昨夜、CTVで、プロダクションI.G.製作の 『009 Re:Cyborg』 をやってた。
 いろいろ焦げついてるのに、つい、見入ってしまった。
 私、自分の世代のマンガ好きにありがちな、009ファン & 初期石森ファン。
 しかも、秋田書店のコミックスの第1巻以外は、「サイボーグ009」と認めない! という、すごく偏狭な原理主義者 (いや、4〜5巻くらいまでは一応読んでますけどさ)。

 なもんで、ヤな気持ちになるのがいやで、劇場公開時には、足を運ばなかったんだけど。 やっぱ、見てみるもんすねえ。
 キャラデザはずいぶん「Re:」しているけど、まったく違和感なし。 
 それどころかあちこちで、オリジナルキャラの再解釈の妙に、やってくれるじゃないと、ニンマリしたりして。
 当世風にいえば「俺の嫁」だった、003=フランソワーズ・アルヌール。 登場直後の落下シーンでは、攻殻のクサナギモトコが入ってるんじゃないの、とか思ったりしたけど、いやいや、ずーっと”いい女”でした (つまり「メスゴリラ」じゃあない、当たり前か)。
 ジョーとの情熱のキスシーン、ふむ、日本アニメもここまできたか、と思ったす。
 最後のクライマックスも、往時のファンの胸を打った第1巻のラスト (じつは某有名SFのパクリ) に、しっかりトリビュートしてる。
  (そのあとに、まったく辻褄の合わない、美しいエンディングのシークエンスがあるけど、まあ「次」を考えると、主人公の死じゃ終われなかったんでしょ、ってことで、そこは大目にみます。)

 世界じゅうでいま、こういうモチーフ、こういうメッセージの作品を作れるのは、(技術的ではなく政治的=世界観的な意味で) I.G.のような日本のアニメ制作会社だけでしょう。
 しかも、ペンタゴンのエージェントになっている002=ジェットの、009=日本人島村ジョーとのさや当てを描くなかで、神山監督、そのあたりの自覚をはっきり表現してくれているし。
 画のレベルもほんとうに高くて、すっかりほしくなっちゃったけど、先週 『東のエデン』 の海外市場用廉価ボックスをバーゲンで注文したばかりだから、当分はガマンするのだぞ>私。

 【本予告編】 映画 『009 RE:CYBORG』 (サイボーグ009):
 https://www.youtube.com/watch?v=sn3vIDw3fPY

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