人類は、自然を犯し、動植昆虫を犯し、我が物顔で振る舞い、また人同士で犯し合い、この世界のあるがままを犯す。
そんな人類は醜く愚かで、滅びた方がこの世界のためだと言う。
そう言う人が居る。
違う違う。
いつも言うのだけれども、それが、この世界なのだよ。
この、今、人類が居る世界があるがままの世界なのだよ。
さすればあなたは、その世界を醜いと愚かだと滅びた方が良いと言っている事があるがままなのだよ。
何もかもの事をあるがままと言う。
何もかもとは、たったひとりの独裁者が何百万人の同種族の人を殺そうと、この世界に生存する幾億の種を滅ぼそうと、たったひとりの赤ん坊を助けようと数万の人が幾億のお金を寄付し合う事も、どれもこれもの事をあるがままと言うのだよ。
また、この事を難しい、何を言っているのかわからない、と言うあなたが居る事も、どれもこれもで、あるがまま。
人は、基本物事を都合の良い様に取捨選択していて、それもこれもあるがまま。
エゴ(自然)を否定する様そのものは、あるがままを否定する事に他ならない。
それもまた、あるがまま。
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