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2014年11月28日19:59

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1977年公開映画。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=90357

今夜の金曜ロードショーは「幸福の黄色いハンカチ」である。

私はリアルタイムで新宿でオヤジと観た。八歳の小学三年生であった。

当時公開された映画は結構観ている。以下に並べてみよう。

「ボクサー」。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=146063

当時は寺山修司をまだそんなに知らなく、近所に住んでいたシミケンの応援ということで観に行ったのであった。当時のプロボクサーが勢ぞろいしているのは今観ると凄い。

「小人の饗宴」。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=8019

高校生になってからVHSで観た。「フリークス」以来の奇形映画のなかでも異質、そして寓話的な作品。ヘルツォーク監督をこれで初めて知り、永遠の崇拝を誓った。

「エンブリヨ」。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=3256

テレビで観た。ものすごい成長を遂げる女の悲劇で、バーバラ・カレラの老けメイクは強烈なインパクトがあった。ロック・ハドソンが彼女とヤッて、最後に死にゆくバーバラから妊娠を告げられて悲鳴をあげるラストシーンの後味の悪さ!

「人間の証明」。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=87927

リアルタイムで観た。当時流行語にもなった「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね」。それだけ大ヒットしたわけである。にもかかわらず、ハナシを覚えているヒトが私も含めてほとんどいない。その理由は広告とコピーだけがアタマに残って、肝心の内容がおそろしくつまらなかったからだ。「野性の証明」と比べて娯楽性が全くない、重苦しいドラマである。

「アメリカの友人」。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=1261

VHSで観た。ヴィム・ヴェンダース監督を初めて知った作品であり、デニス・ホッパーの妖しい魅力がかなりヨカッタ。ブルーノ・ガンツはこの後ヘルツォークの「ノスフェラトゥ」でジョナサン役で出演。90年代末、テオ・アンゲロプロス監督の「永遠と一日」に主演し、パルムドール賞をもたらしたのは個人的に嬉しいニュースだった。

「ビリティス」。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=19495

VHSで観た。現在TSUTAYAでは児童ポルノに抵触するとか何とかの理由で置いていないため、レンタルでは無理である。中古を探すか、犬神図書館で分けてもらうしかない。でも言うほどエロティックではなく、監督が写真家としてソフトフォーカスを使いまくっただけの映画だ。

「シュトロツェクの不思議な旅」。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=10647

「カスパー・ハウザーの謎」で強烈な演技を魅せたブルーノ・S主演作。ヘルツォーク監督のドラマは通常のドラマとは決定的に異なる。それは幻想性と現実性の拮抗である。ラストが物悲しい。

「トランザム7000」。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=16235

バート・レイノルズを初めて観たのは大男リチャード・キールが共演したアメフト映画「ロンゲスト・ヤード」だったが、初めて魅力を知ったのは本作だったと記憶している。当時熱病のように流行ったスーパーカーの消しゴムでトランザムをよく使っていたのは明らかに本作の影響。

「女体拷問人 グレタ」。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=17074

なぜかリアルタイムで観た。小池一夫先生と組んで女傭兵もの「サハラ」を描いた平野仁先生は本作品を参考にしてキャラを創ったそうである。言われてみれば確かにそれっぽい面々が並ぶ。それにしてもこういうモンド系をなぜオヤジのような世代は好んだのだろうか?ヤコペッティといい、映画としては全然つまんなかったのだが。

「八つ墓村」。

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http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=87875

「たたりじゃー!」の流行語につられてリアルタイムで観た。実は当時すでに横溝正史の原作を読破していて、本格ミステリがただの怪奇ドラマになっていたことは、連発する広告などで知っていた。仕方なく観たら予想通りヒドい出来で憤慨したことをよく覚えている。でも山崎努の怪演、ショーケンと小川真由美の洞窟内でのセックスはものすごく気に入った。そして市川崑監督のリメイク版はなめとんのかレベルで全くどうしようもない出来だった。繰り返し強調するが、「八つ墓村」はあくまでも怪奇ムードに包まれた本格ミステリである。プラス、宝探しの謎解き冒険。

以上、1977年公開の映画の思い出でした。
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