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2014年11月24日12:23

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undergroundの天才、笹口騒音ハーモニカ

昨日、京都のVOXホールで
井乃頭蓄音団のライヴを見に行った。
(モルグモルマルモ、その他知らないバンドのスリーマン)

井乃頭蓄音団もすばらしかったが
モルグモルマルモが意外に良かった。
これはうれしい誤算というべきか。

バンドの交替の時間(幕間)に
笹口騒音ハーモニカという人が
2回(20分ずつ)歌ったのだが
これが実にすごかった。完全に他のバンドを圧倒していた。

1回目は、なんと女装して出てきた。
そして、トークの毒舌から、客の度肝を抜いた。

「キュルキュル、キュルキュル・・・。
キュルキュルって知ってますか? 新宿に
大森○子っていう、キチ○イがいるんですけど・・・」

これはびっくりした。毒舌では自分も相当なものだと思っているが
彼にはかなわない。
(mixiに、ブ○キの○鼓っていうキチ○イがいるんですけど・・・
あ、いや、何でもない。しかし、見事なくらいに伏字が無意味だwww)

しかし、彼の歌は実にすばらしかった。
彼も、ありきたりのラブソングなんか歌わない。
不幸や絶望を歌うのに何のためらいもない。

とくに「SAYONARA BABY BLUE」という歌は心を打たれた。

「見るものすべて疑って 感じることもなくなった
イマジンなんてうそっぱち 現実逃避 Baby Blue
数字だけが生きる意味 私の価値 教えてよ
3、4万じゃ話しにも ならないわ Baby Blue
 
その最中は耳をふさぐ はやく Baby Blue
間違えないで ほしいだけ 私 Baby Blue
もっと ぐっと Baby Blue

汚れちゃった私でも 死にたいなんて思わない
落ちれば落ちるほど どきドキが止まんないの

ぞうきんと呼ばれたって 生きる Baby Blue
命の限り落ちてやる 私 Baby Blue
100万$の Baby Blue」




歌詞中にイマジンが出てきたので
ジョン・レノンについて。

ジョンの「God」という歌の中で
「キリストなど信じない。自分とヨーコだけを信じる」
というのは、所詮人の勝手だから、まあいいとしても
その先にあるのが「Imagine」の安易な平和主義というのは
なんともやりきれない。
まさに現実逃避ではないか。

今の若者たちの生きる環境は悲惨である。
この歌に出てくる売春婦は、笹口自身でもあるのだろう。
だからこそ、人の心を打つのだと思う。

この曲は、You Tubeでもいくつもアップされている。
彼の代表作なのだろうか?

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